サンダーバード
Thunderbird

伝説:バンクーバー島のクワクワカワクやヌーチャヌルスなど、北米太平洋岸の先住民の物語に登場する偉大な天空の存在。高い山にすみ、羽ばたくと雷が鳴り、稲妻のヘビをもりのように投げてクジラを捕らえるという。今も多くの家系や共同体が大切にする紋章で、ビクトリアのサンダーバード公園のトーテムポールの頂にも翼を広げた姿で彫られている。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- カナダ
- 種類
- 伝説の生き物
すぐわかる答え
サンダーバードはどこにありますか?
カナダにあります。
サンダーバードは、北アメリカの多くの先住民の物語に出てくる、鳥のような姿をした神話の精霊です。空の力強い存在とされていて、太平洋岸北西部の人びとの芸術や歌、口伝えの歴史や、五大湖、グレートプレーンズなどの地域の物語に登場します。
これは言い伝えで、本物の動物ではありません。多くの話では、サンダーバードはつばさをはばたかせて雷の音を出し、目を光らせて稲妻を起こします。敬意やおくり物を求める守り神であることが多いです。太平洋岸では、ヴィクトリアのサンダーバード公園にあるもののように、トーテムポールのてっぺんにつばさを広げた姿でほられています。
物語は何と言っているの?
くわしい内容は、民族によってちがいます。アルゴンキン族の物語では、サンダーバードは上の世界を治め、大きな角のあるヘビのような水の中の生き物に稲妻を投げつけます。オジブウェ族の伝統では、ナナボゾが水の中の精霊と戦うためにサンダーバードをつくり、メノミニー族の物語では、サンダーバードは西のうかぶ山にすんでいます。太平洋岸北西部では、クワクワカワクゥ族とヌーチャヌルス族が、サンダーバードが稲妻のヘビをもりにしてクジラを狩る話を伝えています。
言い伝えと科学者の考え
サンダーバードに合う本物の動物はおらず、そんな巨大な鳥がいるという証拠もありません。研究者の中には、太平洋岸の「サンダーバードとクジラ」の話は、日本にも津波を送った1700年の「カスケード地震」と津波の記憶なのではないかと考える人もいます。これはひとつの考えにすぎません。ウィスコンシン州で見つかった、岩にほられたサンダーバードの絵は何千年も前のものです。多くの家族や民族にとって、サンダーバードは大切な紋章です。
おもしろ豆知識
- 多くの物語で、サンダーバードはつばさで雷の音を、目で稲妻をつくります。
- サンダーバードの岩の彫刻には、4,000年前のものもあります。
- 1700年のカスケード地震の津波は、日本まで届きました。
地球儀では
模型では、トーテムポールのような、つばさを広げた彫刻のサンダーバードが見られます。これは言い伝えです。
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参考資料
更新: 2026-10-14





