クラーケン
Kraken

伝説:ノルウェーやアイスランドの沖にひそみ、船を海に引きずり込むという北欧の船乗りの巨大海獣。1752〜53年にポントピダン司教が記録し、実在のダイオウイカ(最大約12 m)がモデルとされる。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 種類
- 伝説の生き物
クラーケンは、ノルウェーの沖のノルウェー海にあらわれるといわれる、ものすごく大きな伝説の海の怪物です。人びとが話を伝えてきたものの、本当にいると証明されたことのない「未確認生物(UMA)」です。名前はノルウェー語から来ていて、ほとんどの話では、巨大なタコやイカのような姿をしています。
多くの専門家は、この伝説は、長さ約10.5メートルにもなる本物のダイオウイカを船乗りたちが見たことから始まったと考えています。何百年ものあいだに、クラーケンは船を深い海へ引きずりこむ、本や映画でおなじみの海の怪物に育っていきました。今でも、もっとも愛されている海の怪物のひとつです。
伝説はどうやって大きくなったの?
クラーケンが初めて書かれたのは、1646年のクリステン・イェンセンのノルウェー語の用語集でした。1700年にはフランチェスコ・ネグリの旅行記が続き、1734年には宣教師ハンス・エゲデがくわしく書きました。いちばん有名な説明は、1753年にデンマークの司教ポントピダンが書いたもので、船を引きずりこめる巨大なタコとしてえがきました。のちに、ヴィクトル・ユーゴーやジュール・ヴェルヌのような作家たちが、このアイデアを小説に使いました。
怪物?それともイカ?
船をしずめる怪物がいるという証拠はありません。本当にいるのは、深海の動物ダイオウイカで、船乗りたちは海面でそれをちらっと見たのかもしれません。クラーケンという言葉は、たぶん「ねじれたもの」を表すスカンジナビアの言葉と関係があり、今のドイツ語で「クラーケ」はただのタコという意味です。つまり伝説は、船乗りたちのこわさと本物の動物がまざって、想像でふくらんだものなのです。
おもしろ豆知識
- ノルウェー沖の巨大な海の怪物クラーケンについての船乗りの話は、本物のダイオウイカがもとになったのかもしれません。
- クラーケンが初めて書かれたのは、1646年のノルウェー語の用語集でした。
- ダイオウイカは約10.5メートルにもなり、それが伝説のもとになったのかもしれません。
- ドイツ語で「クラーケ」はタコという意味です。
地球儀では
おもちゃの地球儀では、クラーケンはノルウェー沖のノルウェー海にいます。暗い海の中で、うでのある怪物をさがしてみましょう。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
更新: 2026-10-14





