オラン・ペンデク
Orang pendek

伝説・未確認:インドネシア・スマトラ島のクリンチ・スブラット国立公園の森にすむという小さな類人猿「オラン・ペンデク」。名前は「背の低い人」という意味で、目撃者は身長80〜150 cm、短い毛におおわれ二本足で歩くと言うが、100年以上たってもはっきりした写真や骨は見つかっていない。この森には本物のスマトラトラがすみ、世界最大の花ラフレシアも咲く。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- インドネシア
- 種類
- 伝説の生き物
すぐわかる答え
オラン・ペンデクはどこにありますか?
インドネシアにあります。
インドネシアの言い伝えで、オラン・ペンデク(インドネシア語で「背の低い人」)は、スマトラ島の人里はなれた山の森にすむといわれる生きものです。森の部族、村の人、オランダの植民者、西洋の旅行者などが、少なくとも100年前から報告しています。目撃者のほとんどは、2本足で歩き、短い毛におおわれ、高さ80〜150センチメートルの、地上でくらすサルだという点で一致しています。
目撃のほとんどは、スマトラ中部のクリンチ地域、とくにクリンチ・スブラット国立公園の中やまわりからのものです。公園は赤道からわずか2度南のブキット・バリサン山脈にあり、世界でもとくに人里はなれた原生の熱帯雨林があります。科学者たちは、この動物がいる証拠を見つけていません。地球儀では、スマトラの森の伝説の生きものの場所としてしるされています。
森からのお話
「スク・アナック・ダラム(森のおくの子どもたち)」は、ジャンビ州や南スマトラ州の低地の森にすむ、移動しながらくらす人びとです。彼らの伝説では、オラン・ペンデクは何百年も前から森をいっしょに分け合ってくらしてきたといいます。
ブキット・ドゥアブラスのオラン・リンバの人びとは、「ハントゥ・ペンデク(背の低い幽霊)」について語ります。それは動物というより精霊と考えられていて、5〜6ぴきの群れで旅をし、野生のヤムイモを食べ、小さなおのを持っているといいます。
オランダの測量士のお話
1900年代はじめのオランダの入植者たちが、この生きものを西洋の人びとに伝えました。広く伝えられたお話は、ファン・ヘールワールデン氏のもので、1923年に土地を測量しているとき、枝の上に黒っぽい毛むくじゃらの生きものを見たといいます。
彼は、長い腕、わりと短い足、肩甲骨の下までたれる黒っぽい毛、そしてみにくくもサルらしくもない顔だったと説明しました。
証拠がしめすこと
足あとの石こうの型は子どもの足あとのように見えますが、どこから来たのかはだれにも証明できません。知られていない霊長類のものと考えられた毛は、DNAの検査で人間のものだとわかりました。約15年間、自動撮影カメラでさがした人たちも、調べられる証拠を見つけられず、死がいや骨の報告もありません。
うたがう人たちは、目撃の一部はテナガザルや若いオランウータンかもしれず、マレーグマの足あとが型ににることもあるといいます。今のところ、オラン・ペンデクは言い伝えのままです。
おもしろ豆知識
- オラン・ペンデクは、インドネシア語でただ「背の低い人」という意味です。
- 報告された背の高さは、約80〜150センチメートルです。
- 知られていない霊長類のものと考えられた毛は、DNAの検査で人間のものだとしめされました。
- スマトラの森の伝説「ハントゥ・ペンデク」では、この生きものは小さなおのを持っているといわれます。
地球儀では
インドネシアのスマトラ島、とくにその中部の山をさがしてみましょう。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
- ウィキペディアでもっと読む
- Orang Pendek — Wikipedia (en)
- 오랑 펜덱 — 위키백과 (ko)
- Orang Pendek: Forest Hobbit of Sumatra — Skeptoid
更新: 2026-10-14





