My Earth Toy(マイ・アース・トイ)

ザーンセ・スカンスの風車

Zaanse Schans windmills

ザーンセ・スカンスの風車
写真: Zairon, CC BY-SA 4.0 · 出典

ザーンセ・スカンスは、オランダのアムステルダムのすぐ北、ザーンダムのザーン川のほとりにある、昔ながらの風車と緑色の木の家がならぶ小さな村です。ザーンスタッドという町の一部で、アムステルダム中央駅から電車ですぐのところにあります。

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ひと目でわかる

国
オランダ
完成
17th–18th c.
種類
歴史地区

すぐわかる答え

ザーンセ・スカンスの風車はどこにありますか?

オランダにあります。

ザーン川沿いに歴史的な風車や木造家屋が並ぶ村で、オランダの産業遺産を伝えます。

この村は、野外博物館のような場所です。1961年から1974年にかけて、ザーン地方のあちこちから古い家や作業場、風車がトラックや船に積まれてここへ運ばれ、このにぎやかな地域が昔どんなようすだったかを見られるようにしました。現代の工場ができるずっと前から、ザーン地方は風の力で木を切り、油をしぼり、スパイスや絵の具をひいていて、世界でもっとも古い工業地帯のひとつとよばれることがよくあります。今では毎年何百万人もの人が、風車が回るのを見にやってきます。

どうしてこんなに風車があったの?

ザーン川ぞいの人たちが最初の風車を作ったのは1600年ごろです。はじめ、風の力は水をくみ上げて、低くてしめった土地をかわいたままにするために使われました。やがて風車は、いろいろな工場の仕事をするようになりました。船のための木を切り、種から油をしぼり、大麦や米、マスタード、タバコなどをひいたのです。いちばん多いときには、この地域に約1,000の風車がありました。1850年ごろからは蒸気機関が仕事を引きつぎ、1920年ごろには風車は20ほどしか残っていませんでした。

風車は何をしているの?

ザーンセ・スカンスの風車には、それぞれ自分の仕事と名前があります。「デ・ハイスマン」はマスタードをひき、「デ・ズーカー」と「デ・ボンテ・ヘン」は油をしぼり、「ヘット・ヨンゲ・スハープ」は製材所です。「デ・カット」は絵の具の風車で、重い石のローラーが染料の木やチョーク、色のついた石をくだいて、絵の具にまぜられる細かい粉にします。今も動いている絵の具の風車としては、たぶん世界で最後のひとつです。1925年にできた会が、今もこの地方の多くの風車の手入れをして、動かし続けています。

今、行ってみると

村の中を歩くのは無料で、小さなお店や作業場の多くも見学できます。いくつかの風車と近くのザーンス博物館は有料です。動いている風車の中では、回る羽根が大きな木の歯車を動かし、その力で下の石うすやのこぎりが動くようすが見られます。ザーンセ・スカンスという名前は、ザーン川と、スペインとの長い戦争のときにここにあった土のとりでを表すオランダ語「スカンス」から来ています。

おもしろ豆知識

  • ザーン地方には、かつて木を切ったり油をしぼったりする風車が何百基も動いていました。
  • ザーン地方にはかつて約1,000の風車があり、巨大な風力の工場のようにはたらいていました。
  • 「デ・カット」は、世界のどこかで今も動いている絵の具作りの風車としては、たぶん最後のひとつです。
  • 家や風車のほとんどは、もとからここにあったのではなく、1961年から1974年のあいだにほかの場所から運ばれてきました。
  • 「キャップワインダー」という風車では、てっぺんのキャップだけが回って風のほうを向き、風車小屋の主人が大きな輪を回してそれを動かします。

地球儀では

このモデルは、アムステルダム近くの川ぞいにならぶ、保存された風車と緑色の木の家を表しています。水辺で回る風車の羽根を見てみましょう。

地球儀で近くにあるもの

参考資料

更新: 2026-10-13