My Earth Toy(マイ・アース・トイ)

「月着陸はウソ?」への答え

“Was it faked?” — the answers

「月着陸はウソ?」への答え
写真: NASA, Public domain · 出典

旗がはためいて見えたのは、上に横棒を入れ、立てるときに揺れたから(風はありません)。写真に星が写らないのは、日の当たる明るい地面に合わせて撮ったから。そして今も地球の天文台が、宇宙飛行士の置いた反射鏡にレーザーを当てて月までの距離を測っています。

3Dの月で見る →

ひと目でわかる

場所
表側の真ん中・中央の入江
🔦 レーザー
レーザー往復約2.5秒
🏳️ 旗
旗の上の横棒
座標
1.00°S 8.00°E
種類
ミステリー

1969年から1972年のあいだに、6回のアポロのミッションで12人の宇宙飛行士が月に着陸しました。それからずっと、着陸はうそで地球の上で撮影されたものだと言う人がいくらかいます。調査では、いくつかの国で、これを信じている人が少しいることがわかっています。「どうしてわかるの?」とたずねることは科学のやり方なので、これはよい質問です。答えは、別々の種類の証拠がたくさんあって、それがすべてぴったり合うということです。

3Dの月のこの場所では、「はためく」旗、写っていない星、へんなかげといった、よくある疑問をひとつずつ見ていきます。どれにも、はっきりした、かんたんな説明があります。それから、今でもだれでもたしかめられる証拠があります。たとえば、天文台が今もレーザーを当てている月の上の鏡や、月を回る探査機から、着陸船がのこされたままの場所にあるのをうつした写真です。

旗と星

動画では旗がはためいているように見えますが、月には風がありません。宇宙飛行士たちは、空気のない宇宙では旗はただたれ下がるだけだと知っていたので、上のふちにそって横向きの棒を通して旗を広げていました。旗が動いたのは、さおを地面にねじこんでいるあいだだけで、動きをおそくする空気がないので、地球よりも少し長くゆれつづけました。たたまれていたしわのせいで、写真では波打っているように見えました。写真に星がうつっていないのは、カメラが明るい日の当たった地面に合わせて設定されていたからです。夜、明るく照らされた通りを写真にとってみましょう。同じ理由で星は消えてしまいます。

かげと岩

かげの向きがばらばらだから、スタジオのライトがあったにちがいないと言う人もいます。でも、地面がでこぼこだったりかたむいていたりするときや、写真が立体の景色を平らにするときにも、かげはちがって見えます。もしライトがいくつもあったら、それぞれのものからかげがいくつものびるはずですが、そんなアポロの写真は1枚もありません。明るい月の土にはね返った日光も、かげの側を照らします。宇宙飛行士たちは月の岩も持ち帰り、多くの国の科学者たちが何十年も研究してきました。その化学的な成分は、うそでつくるのがとてもむずかしいほど、地球の岩とちがっています。

今たしかめられる証拠

アポロ11号、14号、15号は、「再帰反射器」という特別な鏡をのこしました。電気がいらないので、今も使えます。地球の天文台はそれにレーザーのパルスを当て、光がもどってくるまでの時間(往復で約2.5秒)を測り、地球と月のきょりを数mmの正確さで測っています。2009年から、NASAのルナー・リコネサンス・オービターが上から着陸地の写真をとっていて、着陸船の台、探査車のわだち、宇宙飛行士の足あとの道が見えます。2012年には、その写真から、6本の旗のうち5本がまだ立っていることがわかりました。アポロ11号の旗は、宇宙飛行士たちが出発するときのエンジンのふき出しでたおれていて、それはバズ・オルドリンが当時報告したとおりです。宇宙開発競争でアメリカのライバルだったソビエト連邦もミッションを追いかけていましたが、うそだとは一度も言いませんでした。

おもしろ豆知識

  • アポロの鏡に向けてうったレーザーのパルスは、約2.5秒後に地球にもどってきます。
  • アポロのレーザーの鏡は電気がいらないので、宇宙飛行士が置いた月の機械の中で今も使われているただひとつのものです。
  • 月を回る探査機が、アポロの着陸船や、宇宙飛行士の足あとの道まで写真にとっています。
  • 研究者たちは、アポロをうそでつくるには、何十万人もの人がひみつを守らなければならなかったと見積もっています。
  • バズ・オルドリンは、アポロ11号の旗が出発のときにふきたおされるのを見ていて、何十年もあとに軌道からとられた写真でも、旗はたおれたままです。

3Dの月では

3Dの月では、この展示は、表側のまん中の「中央の入り江(シヌス・メディイ)」にあります。カードを開くと、旗、写っていない星、レーザーの鏡についてのかんたんな答えが見られます。

月のほかの場所

参考資料

更新: 2026-10-19