My Earth Toy(マイ・アース・トイ)

モン・サン=ミシェル

Mont-Saint-Michel

モン・サン=ミシェル
写真: Amaustan, CC BY-SA 4.0 · 出典

モン・サン=ミシェルは、フランス北西部のノルマンディー地方の沖にある小さな岩の島で、てっぺんには中世の修道院、つまり修道士たちが共同でくらす場所がのっています。島は岸から約1kmのところにあり、まわりの長さはわずか約960m、花崗岩の岩は海から92mの高さにそびえています。修道院の下の斜面には、家や店、古い城壁のある小さな村がはい上がるように広がっています。

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ひと目でわかる

国
フランス
完成
8th c.
高さ
92 m
種類
宗教建築

すぐわかる答え

モン・サン=ミシェルはどこにありますか?

フランスにあります。

潮の満ち引きで島になる岩山に修道院がそびえる中世の名所です。

まわりの湾は、ヨーロッパでもっとも潮の満ち引きが大きい場所のひとつです。満潮と干潮で水の高さが約14mも変わることがあり、何百年ものあいだ、巡礼者たちは潮が引いたときに砂の上を歩いて島へわたりました。今では毎年300万人以上が訪れ、フランスでもっとも多くの人が訪れる場所のひとつです。島と湾は、1979年にユネスコの世界遺産になりました。

歴史

島は昔「モン・トンブ」と呼ばれていました。900年代に書きとめられた言い伝えによると、708年、大天使ミカエルが近くの町アヴランシュの司教オベールの前にあらわれ、岩の上に教会を建てるように告げました。物語では、オベールがなかなか動かなかったので、天使が指で彼の頭をおしたといいます。966年、ノルマンディー公がベネディクト会の修道士を島に連れてきて、1000年代には大きな修道院の教会が建てられました。イギリスとフランスの百年戦争のあいだも島は一度もうばわれず、1433年には少人数の守り手がイギリス軍の総攻撃をはね返しました。のちに、修道院はよく牢獄として使われました。

潮の満ち引き

島のまわりの平らな砂地は危険なことがあります。潮があっという間に満ちてくるうえ、流砂のある場所もあるので、中世の巡礼者たちはここを「海の危難にさらされた聖ミカエル」と呼び、とちゅうで多くの人がおぼれました。1879年、島まで「コーズウェイ」と呼ばれる土を盛り上げた道がつくられましたが、そのせいで岩のまわりに砂がたまってしまいました。2014年、この道は、海がまた自由に流れるようにする、柱の上の軽い橋にかえられました。この橋でさえ、めったにない最大の満潮のときには水の下にかくれてしまいます。2015年3月21日にもそうなりました。

おもしろ豆知識

  • まわりの湾は、ヨーロッパでも有数の潮の満ち引きが大きい場所です。
  • モン・サン=ミシェルは、1000年代の有名なししゅうの布「バイユーのタペストリー」に、湾の流砂から騎士たちが助け出される場面でえがかれています。
  • 島の花崗岩は、約5億2,500万年前に地下深くでとけた岩からできました。
  • 湾のまわりの塩分をふくんだ湿地の草原では羊が草を食べていて、その羊の肉は地元の名物です。
  • 2007年、考古学者は、巡礼者が持ち帰ったおみやげ「巡礼者のバッジ」をつくるための中世の型を見つけました。
  • 島に実際に住んでいるのは、ほんの数十人ほどです。

地球儀では

模型では、ノルマンディーにある、てっぺんに中世の修道院がのった岩の島が見られます。修道院の下で岩をつつみこむように広がる村と城壁をさがしてみましょう。

地球儀で近くにあるもの

参考資料

更新: 2026-10-13