タヌキ
Raccoon dog

タヌキは、東アジアにすむ、ずんぐりしたキツネのようなイヌの仲間です。英語の名前「ラクーン・ドッグ(アライグマのようなイヌ)」は、顔の黒っぽいマスクがアライグマのものににていることから来ています。名前とはちがってアライグマの仲間ではまったくなく、いちばん近い親せきはキツネの仲間です。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 雑食
- 体重
- 約6 kg
- 寿命
- 最長 約11年
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 森林, 湿地, 町や都市
すぐわかる答え
タヌキはどこにすんでいますか?
森林・湿地・町や都市にすんでいます。
タヌキはどのくらいの大きさですか?
大きくなると6 kgほどになります。
タヌキは何を食べますか?
食べ物:雑食。
タヌキはどのくらい生きますか?
最長で約11年生きます。
タヌキは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
タヌキは顔に黒いマスク模様のあるずんぐりしたイヌ科の動物です。東アジアの森や人里近くにすみ、冬には巣穴で長く眠る珍しいイヌ科です。
タヌキは、日本、韓国、中国の森や湿地、さらには町の近くにもすんでいます。おもに夜に活動し、小さな動物や魚から、果物や根っこまで、いろいろなものを食べます。木に登れること、寒い冬に深くねむることで、イヌの仲間の中ではめずらしい動物です。全体の体長はふつう45〜71センチメートルで、しっぽは短いです。
冬のねぼすけ
イヌの仲間のほとんどは一年じゅう起きていますが、タヌキは寒い冬に冬眠します。そのじゅんびのために体重をふやします。3月に約3キログラムのオスが、夏の終わりには6.5〜7キログラムになり、もっと重くなるものもいます。冬の毛は長く厚く、ぎっしりした下毛があり、マイナス20〜25℃ほどの寒さから体を守ります。
2つの種と昔話
科学者たちは、今生きているタヌキを2種類みとめています。東アジアの大陸のタヌキ(ラクーン・ドッグ)と、「たぬき」とよばれるホンドタヌキ(ニホンタヌキ)です。たぬきは日本の昔話で有名なキャラクターで、よくいたずらをします。韓国では「ノグリ」とよばれます。タヌキは毛皮の取り引きのためにヨーロッパにも持ちこまれ、今そこでは侵略的外来種とされていて、2019年からヨーロッパ連合(EU)のリストにのっています。
おもしろ豆知識
- 寒い冬に眠ってすごすイヌ科の動物はタヌキだけで、日本では昔話に出てくる「たぬき」です。
- タヌキは、寒い冬にねむって過ごすただひとつのイヌの仲間です。
- 木に登る習性を持つイヌの仲間は、タヌキのほかに北アメリカのハイイロギツネだけです。
- スカンジナビアでは「テンのようなイヌ」とよばれています。
地球儀では
地球儀では、タヌキは東アジアの日本、韓国、中国にいます。顔の黒っぽいマスクと、ずんぐりした体をさがしてみましょう。
クイズタイム
タヌキとニホンザル、重いのはどっち?
答えを見る
答え:ニホンザル(6 kg 対 10 kg) ニホンザル →
似ている仲間
参考資料
- ウィキペディアでもっと読む
- Common raccoon dog — English Wikipedia
- Raccoon dog (genus Nyctereutes) — English Wikipedia
更新: 2026-10-14





