ニホンジカ
Sika deer

ニホンジカは夏に茶色い毛に白い斑点が出るシカです。東アジアにすみ、奈良公園では人のすぐそばで暮らしています。オスは普通4つに枝分かれした角を持ちます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 草食
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 森林
すぐわかる答え
ニホンジカはどこにすんでいますか?
森林にすんでいます。
ニホンジカは何を食べますか?
食べ物:草食。
ニホンジカは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
ニホンジカ(学名ケルウス・ニッポン)は、「北方のはん点のあるシカ」や「日本のシカ」ともよばれる東アジアのシカで、世界のほかの地域にもつれてこられています。夏の栗色の毛にある白いはん点、おしりの白い部分、オスの4つにえだ分かれした角で有名です。英語の名前「シカ」は日本語の「しか」から来ていて、中国語では「梅花鹿」とよばれます。はん点が梅の花のように見えるからです。
かつては南はベトナム北部から北はロシア極東までいましたが、19世紀にかられすぎて、絶滅寸前になりました。20世紀なかばの保護の法律のおかげで、1950年代から1980年代にかけて急速に数がもどりました。日本では、奈良公園や奈良のお寺のあいだをニホンジカが自由に歩き回っていて、神道の神さまのお使いと考えられています。
おじぎをする奈良のシカ
奈良では、ニホンジカは「しかせんべい」というとくべつなおかしをもらう前に頭を下げることをおぼえたので、「おじぎをするシカ」として知られています。奈良公園や東大寺などのお寺など、町じゅうで見られます。
シカは、頭つきをしようとしていることをしめすときにもおじぎをします。頭つきは遊びや、自分が強いことをしめすためにします。人がシカにおじぎをすると、シカはそれを挑戦と受け取って、おじぎを返してからつっこんでくることがあります。神道では、シカは人間と神さま(カミ)のあいだのお使いのような存在です。
恋の季節と子ジカ
ニホンジカのオスはなわばりを持ち、9月はじめから11月にいちばんさかんになる恋の季節には、メスの群れをしたがえます。前足や角で、はば1.6メートルにもなる穴(スクレイプ)をほってなわばりのしるしにし、そこにおしっこをして強いじゃこうのようなにおいをつけます。角やひづめを使った戦いははげしく、ときには死ぬこともあります。
妊娠は7か月続き、メスは4.5〜7キログラムの子ジカを1頭産みます。母親は子ジカをこいしげみにかくし、子ジカは母親がお乳をあげにもどってくるまで、じっと静かにふせています。子ジカは10〜12か月でひとり立ちし、16〜18か月でおとなになります。飼育されているニホンジカは15〜18年生きます。
にぎやかで、どこでもくらせるシカ
ニホンジカは一日じゅう活動しますが、人によくじゃまされる場所では夜に活動するようになります。日本のような山の地域では季節によって移動し、冬にすむ場所は夏より700メートルも低いことがあります。とてもよく鳴くシカでもあり、やさしい口笛のような声から大きなさけび声まで、10種類以上の声を出します。
ニホンジカは、いちばん近い親せきのアカシカと子どもを作ることができます。スコットランドの高地では、つれてこられたニホンジカとの交雑が、もともといるアカシカの遺伝子にとって深刻な危険だといわれています。遺伝子がまざったことで、とくに中国では、多くのニホンジカの亜種の分類もわかりにくくなっています。
おもしろ豆知識
- 日本の奈良では1,000頭以上のニホンジカが自由に歩きまわり、神のお使いと考えられています。人におじぎをするシカもいます。
- 中国語の名前は「梅の花のシカ」という意味です。
- 英語の「シカ」という言葉は、日本語の「しか」から来ています。
- 生まれたばかりの子ジカは、母親がいないあいだ、しげみの中にじっとかくれています。
- 奈良では、シカがしかせんべいをもらう前におじぎをします。
地球儀では
このおもちゃのモデルは、日本の奈良公園や東アジア各地にいる、はん点のあるニホンジカを表しています。
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参考資料
更新: 2026-10-14





