タルスポンジ
Giant barrel sponge

カリブ海のサンゴ礁に立つ樽の形のカイメンで、人が入れるほど大きくなるものもあります。海水をこして食べ物を得て、成長がとても遅く、100年以上生きる個体もいます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 海綿動物
- 食べ物
- ろ過して食べる
- すむ環境
- サンゴ礁
すぐわかる答え
タルスポンジはどこにすんでいますか?
大西洋のサンゴ礁にすんでいます。
タルスポンジは何を食べますか?
食べ物:ろ過して食べる。
タルスポンジ(Xestospongia muta)は、カリブ海のサンゴ礁で見られるいちばん大きな海綿(カイメン)です。深さ約10〜120mによくいて、さしわたし1.8mにもなります。ふつうは赤茶色から灰色がかった茶色で、さわると石のようにかたく、カリブ海、バハマ、バミューダ、フロリダ、メキシコ湾のまわりのサンゴ礁にすんでいます。
とても大きく、2,000年をこえるかもしれないほど長生きなので、「サンゴ礁のセコイア」とよばれています。おそらく海でいちばんよく研究されている海綿で、フロリダキーズのコンク礁のグループは、1997年から見守られています。形はふつう、てっぺんに「大孔(オスクルム)」とよばれる円すい形のくぼみのあるたるの形ですが、低くてずんぐりしたものや、高くて細いものもあります。
生きているフィルター
この海綿は、水をこして食べる動物です。水は横の小さな穴からくみ入れられ、むちのような尾をふる細胞がならぶ管を通って、てっぺんの大孔から出ていきます。水が通るあいだに小さな細菌がつかまり、海綿は海水にとけた食べ物も直接すいこみます。フロリダキーズの沖では1平方mに2つもいることがあり、そこにいる海底の無脊椎動物の中で、全体の重さがいちばん大きくなっています。
年れいと成長
4年半にわたって写真をとられた海綿の育つ速さはさまざまで、1年に400%以上のものから、たった2%のものまでありました。コンク礁でいちばん大きな、石油のドラムかんくらいの大きさの海綿は、約130才と見積もられました。写真がのこっているいちばん大きなもの(今は死んでいます)は、2,300才と見積もられました。科学者たちは、大孔のはばと根もとのまわりの長さから年れいを見積もることができます。
色と、サンゴ礁の生き物
色は、体の中にすむシアノバクテリアからきています。ときどき海綿は白っぽくなりますが、これはくり返し起きることで、また元にもどります。サンゴとちがって、このなかまに食べ物をたよってはいないようです。海綿はたくさんの小さな動物や微生物のすみかになっていて、ブダイのなかまにはこれをかじって食べるものもいます。「海綿オレンジバンド病」という病気で死ぬこともあり、その原因や広がり方はまだなぞです。
おもしろ豆知識
- 最も大きなものはダイバーが中に入れるほどの大きさで、何百年も生きることがあります。
- 「サンゴ礁のセコイア」とよばれています。
- いちばん大きなものは、2,000才をこえているかもしれません。
- さしわたし1.8mにもなります。
- ときどき白くなって、また色が元にもどります。
地球儀では
模型では、カードのとおり、てっぺんに口のある、ごつごつした大きなたるの形の海綿が見られます。てっぺんの穴に注目してみましょう。
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14
