ツノダシ
Moorish idol

ツノダシは黒・白・黄の縦じまと、背びれから長く伸びる白い糸状の棘が目立つ平たいサンゴ礁の魚です。細長い口先で岩の隙間のカイメンや小さな生き物を食べます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 魚類
- 食べ物
- 雑食
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- サンゴ礁
すぐわかる答え
ツノダシはどこにすんでいますか?
インド洋・太平洋のサンゴ礁にすんでいます。
ツノダシは何を食べますか?
食べ物:雑食。
ツノダシは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
ツノダシは、あたたかいサンゴ礁にすむ、平たい円ばんの形の魚です。体には黒、白、黄色の太いたてじまがあり、背びれから長い白い糸のようなものが旗のようにのびています。ツノダシ科で今生きているただ1種類の魚です。
サンゴ礁の魚の中でもとくに広い範囲にすんでいます。アフリカの東海岸からハワイやイースター島まで、インド洋と太平洋全体にすみ、太平洋東部ではカリフォルニア湾からペルーまでいます。多くの人は、映画『ファインディング・ニモ』のギルとして知っています。高い背びれと太いしまもようで、もっとも見分けやすいサンゴ礁の魚のひとつです。化石でしか知られていない絶滅した親せきがいる、「遺存種」です。
食べものとすみか
ツノダシには、すき間につっこめる長い口先があります。それを使って、海綿やほかの小さな動物をつついて食べます。「低懸念」とされていて、サンゴ礁で、よくペアや小さな群れで見られます。カール・リンネが1758年に初めてこの魚を記載し、基準となった場所は「インドの海」でした。ジョルジュ・キュヴィエは1831年に、この魚だけの属を作りました。
名前はどこから来たの?
英語の「ムーリッシュ・アイドル(ムーア人の偶像)」というふしぎな名前は、東南アジアの一部の漁師がこの魚をうやまい、つかまえたら放しておじぎをしたことから来ているのかもしれません。属名の「ザンクルス」は「かま」という意味のギリシャ語から来ていて、カーブしたひれを表しています。種名の「コルヌトゥス」は「角のある」という意味で、目の上の小さな骨のでっぱりから来ています。ニザダイの仲間とちがって、しっぽのつけねにとげがなく、これが独自の科である手がかりのひとつです。
おもしろ豆知識
- 映画『ファインディング・ニモ』で水槽の仲間たちのリーダーをしているギルは、ツノダシです。
- ツノダシは、その科で今生きているただ1種類の魚なので、「遺存種」とよばれることもあります。
- 『ファインディング・ニモ』のギルはツノダシです。
- 最初の科学的な記載は、1758年のカール・リンネによるものです。
地球儀では
このモデルは、しまもようの背の高い体と、長くのびる白いひれを持つツノダシを表しています。
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14





