ボーボリ庭園
Boboli Gardens

フィレンツェのピッティ宮殿の裏にメディチ家が1550年代から造ったルネサンス庭園で、彫刻があふれる野外美術館。円形劇場の中央に古代エジプトのオベリスクが立ちます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- イタリア
- 種類
- 公園
- 種類
- 庭園
すぐわかる答え
ボーボリ庭園はどこにありますか?
イタリアにあります。
ボーボリ庭園は、イタリアのフィレンツェにある大きな公園で、1500年代のなかごろに、メディチ家のピッティ宮殿の庭として最初にデザインされました。初期のイタリア式庭園として大切で、ヨーロッパじゅうの貴族の庭のお手本になりました。訪れた人は、いろいろな時代の像、大きな噴水、「グロッタ」とよばれる人工のほら穴を見ることができます。
庭は、トスカーナ大公だったメディチ家のおもなすまい、ピッティ宮殿のすぐ後ろにあります。長くまっすぐな並木道、広い砂利の小道、たくさんの彫られた石や像があり、当時としてはめずらしく、街を広く見わたせるようにひらけています。最初はメディチ家の人しか入れませんでした。地球儀では、フィレンツェの庭としてしめされています。
どうやってつくられたの?
庭は、コジモ1世・デ・メディチの妻エレオノーラ・ディ・トレドのためにつくられました。ニッコロ・トリボロが工事を始めましたが1550年になくなり、バルトロメオ・アンマナーティが、ジョルジョ・ヴァザーリやベルナルド・ブオンタレンティの助けをかりて続けました。名前は、この土地をもっていた昔の一族からきたのかもしれません。
水は、1550年代の終わりにつくられた水道橋で丘のわき水から運ばれ、街の噴水にも水を送りました。1565年には2つ目の水道橋ができました。庭は1600年代に広げられ、今の形になりました。
円形劇場とネプチューン
おもな道は、丘の斜面をけずってつくった、古代の競技場を半分にしたような形の深い円形劇場から上がっていきます。そのまん中にはローマのヴィラ・メディチから運ばれてきたエジプトのオベリスクが立ち、道のつきあたりには、下から見ると空を背にしてネプチューンの噴水が見えます。
ネプチューンは三つまたのほこを持っているので、この噴水は「熊手の噴水」というあだ名でよばれます。最初の噴水は、1565年から1568年にかけてストルド・ロレンツィがつくりました。池にうかぶだ円形の島「イゾロット」には、「大洋の噴水」があります。
ほら穴と野外の美術館
ヴァザーリが始め、アンマナーティとブオンタレンティが1583年から1593年にかけて完成させた「大グロッタ」は、中も外もつらら石でかざられています。3つの部屋に分かれていて、ジャンボローニャの『水浴のヴィーナス』があります。今は、ミケランジェロの『奴隷(囚われ人)』のコピーが置かれています。
今、庭園は庭の彫刻の野外の美術館のようになっていて、古代ローマの品々と、1500年代や1600年代の作品がならんでいます。
おもしろ豆知識
- フィレンツェのピッティ宮殿のうしろにメディチ家のためにつくられた庭園で、彫像や噴水がならぶ屋外の美術館のようです。
- 「バッキーノの噴水」は、コジモ1世の宮廷の小人の道化モルガンテを、カメに乗った酒の神バッカスとしてえがいています。
- 「ヴルカヌスのグロッタ」は、1617年に「ヴィオットローネ」という長いイトスギの並木道ぞいにつくられました。
- メディチ家は最初、身内の家族以外のだれも庭に入れませんでした。
- ボーボリのオベリスクは古代エジプトのもので、ローマから運ばれてきました。
地球儀では
模型では、ピッティ宮殿の後ろにあるフィレンツェの庭の、段々のテラス、像、噴水が見られます。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
更新: 2026-10-14





