クシクラゲ
Comb jelly

クラゲと違って刺さない透明な海の生き物で、体にある8列の櫛のような繊毛を動かして泳ぎます。繊毛が光を分けて虹色にきらめき、暗闇で光る種類もいます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- その他の動物
- 食べ物
- 肉食
- すむ環境
- 外洋, 海岸
すぐわかる答え
クシクラゲはどこにすんでいますか?
太平洋・大西洋・インド洋・北極海・南極海の外洋・海岸にすんでいます。
クシクラゲは何を食べますか?
食べ物:肉食。
クシクラゲ(有櫛動物)は、クラゲのように見えるけれど本当のクラゲではなく、さすこともない海の動物のグループです。くしのように帯になってならんだ「繊毛(せんもう)」という小さな毛の列を動かして泳ぎます。「クテノフォラ」という名前は、「くしを持つもの」という意味のギリシャ語から来ています。今生きている種は186種みとめられていて、世界じゅうの海にすんでいます。
おとなは数ミリメートルから約1.5メートルまでで、繊毛を使って泳ぐ動物の中でいちばん大きいものです。体はほとんどすき通ったゼリーで、外側と内側にうすい細胞の層があります。ほとんどのクシクラゲには、体にそってのびる8本の「くし板」の列があります。ほとんどすべてが、小さな幼生から小さな甲殻類まで何でも食べる肉食で、光を出す「生物発光」をするものもいます。
本当のクラゲじゃない
クシクラゲもクラゲも、2つの細胞の層のあいだにゼリーのような層を持っているので、にて見えます。でも本当のクラゲは刺胞動物で、とくべつな細胞でさします。クシクラゲにはかわりに「膠胞(こうほう)」というえものにくっつくねばねばした細胞があります。ただし、それを持たない種も少しいます。クシクラゲからは80種類以上の細胞が見つかっていて、海綿や刺胞動物より多いです。
いろいろな形
このグループにはたくさんの体のつくりがあります。フウセンクラゲの仲間は卵の形で、引っこめられる2本の長いねばねばした触手があります。クシヒラムシの仲間は平たく、ふつうくし板がありません。ウリクラゲの仲間は大きな口を持ち、ほかのクシクラゲを食べます。沿岸の種は波やただよう砂にたえるじょうぶさがありますが、外洋の種の中にはとてもこわれやすく、まるごとつかまえるのがむずかしいので、おもに写真で知られているものもいます。
大昔からの一族
クシクラゲと考えられている化石は、約5億2,500万年前のカンブリア紀のはじめにまでさかのぼります。クシクラゲが生きものの系統樹のどこに入るのかは、今も議論されています。海綿についで2番目に古い動物の枝だと考える生物学者もいれば、それよりもっと早く分かれたと考える人もいます。ほかの動物ととてもちがうので、科学者たちはクシクラゲにとても興味を持っています。
おもしろ豆知識
- クシクラゲは本当のクラゲではなく、さしません。「繊毛」という小さな毛の列を動かして泳ぎます。
- クシクラゲは、繊毛で泳ぐ動物の中でいちばん大きいです。
- 食べものをつかまえるのに、さす細胞ではなく、ねばねばした細胞を使います。
- クシクラゲかもしれない化石は、約5億2,500万年前のものです。
- 自分で光を作る種もいます。
地球儀では
このモデルは、カードにあるような、きらめく列を持つガラスのようなクシクラゲを表しています。体にそってならぶ列を見てみましょう。
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14



