クロテン
Sable

クロテンはシベリアのタイガにすむしなやかなイタチ科の動物。絹のような毛皮は「柔らかい黄金」と呼ばれるほど高価で、毛皮交易がロシアのシベリア進出を後押しした。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 雑食
- 体重
- 約1.2 kg
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 森林
すぐわかる答え
クロテンはどこにすんでいますか?
森林にすんでいます。
クロテンはどのくらいの大きさですか?
大きくなると1.2 kgほどになります。
クロテンは何を食べますか?
食べ物:雑食。
クロテンは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
クロテンは、シベリアの森にすむ、ほっそりしたテンの仲間で、肉も植物も食べるイタチ科の小さなほ乳類です。明るい茶色からこい茶色までの、やわらかく絹のような毛、長い頭、長い耳を持っています。オスは長さ38〜56センチメートル、体重880〜1,800グラムで、メスより少し大きいです。
すむ範囲はウラル山脈からシベリアをこえて太平洋まで広がり、モンゴル北部、中国の一部、北朝鮮、日本の北海道にもいます。木登りがじょうずで、おもに音とにおいでかりをします。ネズミの仲間、小さな鳥、卵、木の実、ベリーを食べます。IUCNは「低懸念」にしています。地球儀では、シベリアのタイガに置かれています。
やわらかい金
クロテンの毛皮は、アメリカのテンの毛皮よりやわらかくて絹のようなので、中世のはじめから大切にされてきました。とても貴重になったので「やわらかい金」というニックネームがつき、毛皮の取り引きは、ロシアがシベリアをこえて東へ広がるのをおし進めました。毛皮の取り引きのためにクロテンはたくさんかられ、ロシアでは昔のすみかにもどすため、1940年から1965年のあいだに約1万9,000頭が放されました。
タイガのくらし
クロテンは6月から8月のあいだに子どもを作り、ふつう一度に2〜3頭の子どもが生まれます。クロテンはマツテンとよくにていますが、頭と耳がもっと長く、しっぽが短いです。「セーブル」という名前はスラブ語から来たようで、毛皮の取り引きの道にそってほかのヨーロッパの言葉に伝わりました。朝鮮半島ではクロテンは蓋馬(ケマ)高原や白頭山にすんでいて、北朝鮮は天然記念物として守っています。
おもしろ豆知識
- つやつやした毛皮はとても高価だったので、クロテンの取り引きがロシアのシベリアへの進出をあと押ししました。
- 毛皮がとても貴重だったので、人びとは「やわらかい金」とよびました。
- 1940年から1965年のあいだに、ロシアじゅうで約1万9,000頭のクロテンが放されました。
- 「セーブル」という言葉は、この動物を表すスラブ語から来ていて、毛皮の取り引きを通じて広まりました。
地球儀では
地球儀では、クロテンはシベリアのタイガに置かれています。のどに明るいもようのある、ほっそりした茶色の体をさがしてみましょう。
クイズタイム
クロテンとモウコガゼル、重いのはどっち?
答えを見る
答え:モウコガゼル(1.2 kg 対 30 kg) モウコガゼル →
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参考資料
更新: 2026-10-14





