ボストーク湖(氷底湖)
Lake Vostok (subglacial lake)

南極大陸の中心部、厚さ約3.7 kmの氷の下に閉じ込められた巨大な氷底湖。長さは約250 kmで、深いところは数百mに達する。数百万年にわたり隔絶されながら、地熱と上の氷の圧力のおかげで液体のまま残っている。地表のボストーク基地から掘削を続けたロシア隊が2012年に湖水へ到達した。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- 南極
- 種類
- ミステリー
すぐわかる答え
ボストーク湖(氷底湖)はどこにありますか?
南極にあります。
ボストーク湖は、南極で知られている675の氷底湖(氷の下にかくれた湖)の中でいちばん大きな湖です。東南極の氷床の下、ロシアのボストーク基地の下にあり、面積では世界で16番目に大きな湖です。
湖の表面は氷の表面から約4,000m下にあり、その水は1500万〜2500万年のあいだとじこめられてきたのかもしれません。ロシアの科学者たちは氷をほり進め、2012年2月5日に水までとどきました。湖はとても長いあいだかくれていたので、科学者たちは、地球から遠くはなれた氷の世界で生き物がどうやって生きられるかを教えてくれるのではないかと期待しています。
どうやって見つかったの?
ロシアの地理学者アンドレイ・カピッツァは、1959年と1964年に氷の厚さを測ったあと、湖があるかもしれないと考えました。それから何十年ものあいだ、ロシアとイギリスの科学者たちが研究し、1993年に、人工衛星のレーザー高度計で上の氷の平らな表面を測ることで、湖があることがたしかめられました。湖はボストーク基地にちなんで名づけられ、基地はロシア語で「東」という意味のボストーク号という船にちなんで名づけられています。
どうして大切なの?
湖はとじこめられているので、ふつうではない生き物や大昔の水があるかもしれず、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドゥスにあると考えられている、氷におおわれた海に似ています。2012年、これまででいちばん長い3,768mの氷の柱(アイスコア)をほったあと、湖までとどきました。水がほった穴をふき上がり、ほるための液体とまざりました。湖をよごしてしまうことを心配して、もっときれいな方法を使うべきだと言う科学者もいました。
おもしろ豆知識
- この湖は4 km近い厚さの氷の下にかくれていて、2012年にロシアの科学者たちが湖の水までほり進みました。
- ボストーク湖の上の氷には、約40万年前までさかのぼる気候の記録がのこっています。
- 湖は、海面からおよそ500m下にあります。
- その水は、何百万年もとじこめられてきた化石のような水かもしれません。
地球儀では
模型では、厚い氷の下にかくれた湖と、その上の地表の研究基地が見られます。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
更新: 2026-10-14





