ソコトラ島の竜血樹
Socotra dragon's blood trees

イエメンのソコトラ島だけに生える竜血樹は、裏返った傘のような不思議な形の木。密に茂った傘形の葉が強い日差しをさえぎり、霧の水分を集めて根へ送る。幹を傷つけると血のように赤い樹脂がしみ出し、「竜の血」と呼ばれて昔から染料や薬に使われてきた。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- イエメン
- 種類
- ミステリー
すぐわかる答え
ソコトラ島の竜血樹はどこにありますか?
イエメンにあります。
ソコトラ島の竜血樹(Dracaena cinnabari)は、アラビア海にあるイエメンの島々、ソコトラに生えています。風で裏返しになった巨大なかさのようなすがたで、イエメンの国の木です。
この木は、樹皮を切るとしみ出てくる、「竜の血」とよばれるこい赤色の樹脂から名づけられました。高さは約9mになり、枝葉の部分は最大はば12mになります。厚く上を向いた枝葉は、霧から水分を集めたり地面にかげをつくったりして、かわいた場所で生きのびるのに役立っています。かさのような形は、ほかのどんな木ともほとんどちがっています。
ふしぎな木
ヤシや草と同じグループである、ほとんどの単子葉植物とちがって、竜血樹は年月とともに幹を太くし、年輪のような成長のしまもあります。先っぽからのび、何度も何度も2本の枝に分かれて、こいかさの形になります。かたい葉は枝の先にロゼット(放射状)にならび、3〜4年ごとに生えかわります。花はふつう3月ごろにさき、実は約5か月かけて、緑から黒、そしてオレンジへと熟していきます。
赤い樹液と種
赤い樹脂は大昔から染料や薬として使われてきました。鳥がやわらかい実を食べて、種を広げます。水をうしなわないように、木の葉はかたくなっています。木の名前のもとになった樹液は竜の物語のもとにもなっていて、この木は今もソコトラのほかにない自然のシンボルです。
おもしろ豆知識
- この木は赤い樹液にちなんで名づけられ、ソコトラ島の植物の約3分の1は、地球上でほかのどこにも生えていません。
- 木は、血のように赤い樹脂から名づけられました。
- 高さ9m近くまで育つことがあります。
- イエメンの国の木です。
地球儀では
模型では、かさの形をした竜血樹が見られます。こくて上を向いた枝葉をさがしてみましょう。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
更新: 2026-10-14





