チョコレート・ヒルズ
Chocolate Hills

チョコレート・ヒルズは、フィリピン中部のボホール島にある、草におおわれた丸い丘が1,200以上も集まった場所です。ほとんどの丘は高さ30〜50mで、いちばん大きいものは120mあります。50平方km以上に広がっていて、カルメン、バトゥアン、サグバヤンの町のまわりにいちばん多くの丘があります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- フィリピン
- 高さ
- 50 m
すぐわかる答え
チョコレート・ヒルズはどこにありますか?
フィリピンにあります。
チョコレート・ヒルズの高さはどのくらいですか?
高さは約50 mです。
1,200を超える丸い丘が乾季に茶色くなり、チョコレートのように見える独特の地形です。
雨季には丘の草は緑色ですが、乾季には茶色に変わるので、丘はまるで地面に並んだチョコレートのつぶのように見えます。フィリピンでもっとも有名な自然の名所のひとつです。丘は1988年に国の地質記念物に指定され、2023年にはユネスコがボホール島をフィリピン初の世界ジオパークに選び、チョコレート・ヒルズはその目玉のひとつになっています。
丘はどうやってできたの?
丘は、海でできた岩である石灰岩でできています。およそ200万〜500万年前の鮮新世と呼ばれる時代、このあたりはサンゴ礁のある浅い海で、その残がいが積み重なって厚い石灰岩の層になりました。のちに土地がおし上げられて海の上に出て、ひびが入りました。とても長い時間をかけて、雨や小川、地下水が石灰岩をゆっくりとかし、たくさんの円すい形の丘をけずり出したのです。科学者はこうした地形を「円すいカルスト」と呼んでいます。
丘の言い伝え
科学者が調べるずっと前から、ボホールの人びとは丘を説明するお話を語ってきました。あるお話では、2人の巨人が何日もどろや岩を投げ合ってけんかし、散らかしたまま去っていきました。別のお話では、巨人が愛して失った人間のために泣き、そのなみだがかわいて丘になりました。3つ目のお話では、巨人の子どもたちがどろのおだんごをつくって、かわかすために置いていったといいます。これらは科学ではなく昔話ですが、ボホールの文化の大切な一部として愛されています。
丘を訪れ、守る
おもな展望台はカルメンの「チョコレート・ヒルズ・コンプレックス」で、もうひとつはサグバヤン・ピークにあります。丘は見た目よりこわれやすく、2013年の強い地震では展望デッキがこわれ、2024年4月には草の火事で2つの丘が焼けました。2018年からは、この地域は国立公園として法律でも守られています。2006年には、フィリピン政府が世界遺産の候補として丘をユネスコに推薦しました。
おもしろ豆知識
- 丘がいくつあるのか、正確な数は意見が分かれていて、約1,260から1,776まで数え方がいろいろです。
- 丘の岩は、もとは海の中のサンゴ礁の一部でした。
- いちばん大きな丘は高さ約120mで、ふつうの丘の2倍以上です。
- 2023年、ボホールはフィリピンで初めてのユネスコ世界ジオパークになりました。
- 地元の言い伝えのひとつでは、丘は巨人のどろの投げ合いの残りだといわれています。
地球儀では
模型では、フィリピンのボホール島にある、草におおわれた丸い丘が並ぶ野原が見られます。ズームして、ぽこぽこした丘を数えてみましょう。本物の場所には1,200以上もあるのです。
クイズタイム
チョコレート・ヒルズとマニラ大聖堂、高いのはどっち?
答えを見る
答え:チョコレート・ヒルズ(50 m 対 40 m) マニラ大聖堂 →
地球儀で近くにあるもの
参考資料
- ウィキペディアでもっと読む
- Chocolate Hills — Wikipedia
- Bohol named UNESCO Global Geopark, 1st for Philippines — The Philippine Star
更新: 2026-10-13





