ヨーロッパヤマネコ
European wildcat

ヨーロッパヤマネコはイエネコより体ががっしりしており、太いトラ縞と、黒い輪のある太くて先の丸い尾をもちます。古い森で単独で暮らし、主にネズミやハタネズミを狩ります。イエネコとは別種ですが交雑することもあります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 肉食
- 体重
- 約5 kg
- 体長
- 約0.9 m
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 森林
すぐわかる答え
ヨーロッパヤマネコはどこにすんでいますか?
森林にすんでいます。
ヨーロッパヤマネコはどのくらいの大きさですか?
大きくなると0.9 m、5 kgほどになります。
ヨーロッパヤマネコは何を食べますか?
食べ物:肉食。
ヨーロッパヤマネコは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
ヨーロッパヤマネコは、がっしりしたトラネコによく似ていますが、別の野生の種(Felis silvestris)である小さな野生のネコです。毛は茶色から灰色で、ひたいと横腹にしまもようがあり、ふさふさしたしっぽには2〜3本の黒い輪と、丸い黒い先があります。頭と体の長さは最大65cm、しっぽは約34.5cmで、体重は最大7.5kgです。
ヨーロッパ大陸、スコットランド、トルコ、コーカサスにもともとすみ、おもに広葉樹の森や、いろいろな木がまざった森でくらしています。フランスやイタリアではおもに夜に活動しますが、人がじゃましない場所では昼も狩りをします。おもに、ウサギ、ノウサギ、ネズミのなかまなどの小さなほ乳類と、地面でくらす鳥を食べます。正式な亜種は2つみとめられていて、ひとつはヨーロッパ大陸、スコットランド、シチリアに、もうひとつはトルコとコーカサスにいます。
ヤマネコを見分けるには
毛は茶色から灰色です。ひたいには5本のしまがあって、よく小さな点に分かれていて、肩から背骨にそってしっぽまで黒っぽいすじがのびています。横腹のしまはふぞろいで、後ろ足ではまだらもように分かれています。しっぽは太く、先が丸くて黒くなっています。上毛の長さは約7cmで、下毛は11〜14cmです。
何を食べるの?
食べ物は場所によってちがいます。西ヨーロッパでは、ハムスター、ドブネズミ、ヤマネ、ハタネズミを食べます。カルパチア山脈ではおもにネズミやハタネズミを、ときにはノウサギを狩り、東ヨーロッパの沼地ではミズハタネズミ、ネズミ、マスクラット、水鳥をとります。ときには、テン、オコジョ、イタチのような小さな肉食動物や、ノロジカやシャモアの子どもをとることもあります。モルドバでは、夏に鳥や魚やザリガニも食べます。
危険と保護
ヨーロッパヤマネコは、ヨーロッパのほとんどの国でめずらしくなりました。法律で守られていますが、のらネコとまちがえられてうたれてしまうものもいます。スコットランドの高地では2004年に約400頭しかのこっていないと考えられていて、のらネコとのあいだに子どもができることが、ヤマネコらしさをうしなわせる危険になっています。ドイツには、2004年に始まった、森と森を低い木や木々の帯でつなぐプロジェクトがあり、全長2万kmのヤマネコの通り道の地図もあります。この種はワシントン条約、ベルン条約、EUの生息地指令で守られています。
おもしろ豆知識
- ずんぐりしたトラ柄のネコのように見えますが、しっぽが太くて輪の模様があり、先は丸くて黒いです。
- トラネコに似ていますが、太いしっぽの先が丸くて黒くなっています。
- 2009年と2018年にシチリアで写真をとられたヤマネコは、少なくとも10才以上だったと考えられます。
- のらネコとまちがえられて、うたれてしまうものもいます。
- ドイツのプロジェクトでは、ヤマネコのための森の通り道を2万kmつくる計画があります。
地球儀では
模型では、カードのとおり、ふさふさした輪もようのしっぽをもつ、がっしりしたしまもようのヤマネコが見られます。先が黒い太いしっぽに注目してみましょう。
クイズタイム
ヨーロッパヤマネコとキンイロジャッカル、重いのはどっち?
答えを見る
答え:キンイロジャッカル(5 kg 対 10 kg) キンイロジャッカル →
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参考資料
更新: 2026-10-14





