ヨーロッパバイソン
European bison

ヨーロッパで最も重い陸上動物で、大きなオスは900kg近くになります。1920年代に野生で絶滅しましたが、動物園の個体を増やして復活し、ビャウォヴィエジャの森などに戻されました。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 草食
- 保全状況
- 準絶滅危惧 (IUCN NT)
- すむ環境
- 森林
すぐわかる答え
ヨーロッパバイソンはどこにすんでいますか?
森林にすんでいます。
ヨーロッパバイソンは何を食べますか?
食べ物:草食。
ヨーロッパバイソンは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「準絶滅危惧」(NT)です。
ヨーロッパバイソンは「ヴィーゼント」や「ズブル」ともよばれ、ヨーロッパでいちばん重い野生の陸の動物です。オスは長さ2.8〜3.3メートル、肩までの高さ1.8〜2.1メートル、体重615〜920キログラムで、メスはもっと小さく424〜633キログラムです。アメリカの親せきにくらべて、頭、首、前の部分の毛は短いですが、しっぽと角は長くなっています。ポーランドとベラルーシの国を代表する動物のひとつです。
中世までに、バイソンはヨーロッパとアジアのほとんどの地域からいなくなりました。20世紀のはじめには、残っていた野生のものもかりつくされました。最後の低地のバイソンは1921年にビャウォヴィエジャの森でうたれ、最後のコーカサスのヴィーゼントは1927年にうたれました。種は飼育されていたものが生き残り、ふやす計画によっていくつもの国で野生にもどされました。2010年代の終わりには数千頭になり、IUCNはその評価を「絶滅危惧」から「危急」、のちに「準絶滅危惧」へと変えました。
メスがひきいる群れ
バイソンは、メス、子ども、若い動物でできた平均8〜13頭の群れと、オスだけの小さなグループでくらします。群れは家族ではなく、出会って、まざり、すぐに分かれます。メスが群れをひきいて、どこで草を食べるかを決めるので、専門家はこの社会を「母系社会」とよんでいます。いちばん大きなオスはよく群れのはしにいて、危険があるときや、8月から10月の恋の季節には、もっと活発になります。
食べものと子ども
ヨーロッパバイソンは、草、スゲ、草花を食べ、新芽、小枝、木の皮、葉も食べます。夏には、おとなのオスは1日に32キログラムの食べものを食べることがあります。毎日水を飲まなければならず、冬には重いひづめで氷をわっている姿が見られます。メスはふつう、264日の妊娠のあと1頭の子どもを産みます。生まれたばかりの子どもの体重は約25〜28キログラムです。飼育されているものは30年も生きたことがあります。
絶滅のふちからの復活
ポーランドとベラルーシの国境にあるビャウォヴィエジャの森には、最後の低地の群れがいました。今そこは、野生のものをふくめて、ヨーロッパバイソンが世界でいちばん多くいる場所です。そこでは何百年も、冬にバイソンに干し草があたえられてきました。この動物はアメリカバイソンのようには人になれておらず、前を向いた角を、つっこむためよりも、けんかのときにからませるために使います。ポーランド語で「フルチェーニェ」とよばれる、うなり声のような音を出すこともあります。
おもしろ豆知識
- ヨーロッパでいちばん重い野生の陸の動物です。
- ビャウォヴィエジャの森の最後の野生のバイソンは1921年にうたれましたが、飼育されていた群れが種を救いました。
- 群れをひきいるのはオスではなく、メスです。
- 冬には、水を飲むためにひづめで氷をわります。
地球儀では
このモデルは、カードにあるような、カーブした角を持つ毛むくじゃらでこぶのあるバイソンを表しています。こぶと角を見てみましょう。
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参考資料
更新: 2026-10-14





