カワゴンドウ
Irrawaddy dolphin

カワゴンドウは、くちばしのない丸い頭と小さな背びれを持つ青灰色のイルカです。東南アジアやベンガル湾の沿岸や河口、川に住み、一部の個体群は絶滅の危機にあります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 魚を食べる
- 体長
- 約2.3 m
- 保全状況
- 絶滅危惧IB類 (IUCN EN)
- すむ環境
- 海岸, 川・湖
すぐわかる答え
カワゴンドウはどこにすんでいますか?
インド洋・太平洋の海岸・川・湖にすんでいます。
カワゴンドウはどのくらいの大きさですか?
大きくなると2.3 mほどになります。
カワゴンドウは何を食べますか?
食べ物:魚を食べる。
カワゴンドウは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IB類」(EN)です。
カワゴンドウ(学名オルカエラ・ブレビロストリス)は、高く丸いおでこを持ち、くちばしのない、青みがかった灰色から灰色のイルカです。ベンガル湾と東南アジアのまわりの、海岸の近く、河口、川に散らばった群れでくらしていて、海水、汽水、真水のどこでもくらせます。大きなラグーンにすむ群れは、インドのオディシャ州のチリカ湖と、タイ南部のソンクラー湖だけです。
おとなは長さ約2.3メートル、体重90〜200キログラムで、記録されたいちばん大きなものは、タイの長さ2.75メートルのオスでした。シロイルカのように見えますが、いちばん近い親せきはシャチです。2005年に別の種として記載されたばかりのオーストラリアカワゴンドウにとてもよくにています。川の群れの中には、「深刻な危機(近絶滅種)」のものもあります。
くちばしのないイルカ
カワゴンドウには、丸くずんぐりした頭、体のうしろから3分の2くらいのところにある小さく丸い背びれ、長く広い胸びれがあります。U字形の鼻の穴(噴気孔)は真ん中より少し左にあって前向きに開き、ほかのどのイルカともちがっています。あごの両側に、くいのような歯が12〜19本あります。
泳ぐのはゆっくりで、転がるように水面に出て、深くもぐるときだけしっぽを見せます。ときには水から顔を出して見ながら、約1.5メートルまで水をふき出すことができ、それは魚を追いこむのに役立つのかもしれません。魚、イカ、甲殻類を食べ、7頭ほどの群れでえものをかこんでつかまえることもあります。
すんでいる場所
海岸や河口のほかに、ガンジス川、メコン川、そして英語の名前のもとになったエーヤワディー川(イラワジ川)などの真水の川にも群れがいます。すむ範囲は、ベンガル湾からニューギニアやフィリピンまでです。
数は少なく、バングラデシュのベンガル湾の沿岸の海に約3,500頭、2021年のチリカ湖に156頭、2024年のカンボジアのメコン川の190キロメートルの区間に約105頭、インドネシアのマハカム川に約70頭です。リチャード・オーウェン卿は、1852年にヴィシャーカパトナムで見つかった動物から、1866年にこの種を記載しました。
イルカと漁師
カワゴンドウはふつう船をこわがり、船の前の波に乗ることはしません。でもミャンマーでは、昔から魚を網のほうへ追いこんで、漁師を助けてきました。ブルネイ湾では、12月から2月ごろの漁の季節に、漁船のまわりに集まる群れもあります。
母親は14か月の妊娠のあと、長さ約1メートル、体重10キログラムの子どもを1頭産み、2年後に乳ばなれさせます。イルカは約30年生きることがあります。漁の網、汚染、すみかの消失が、川やラグーンの小さな群れにとっての危険です。
おもしろ豆知識
- ミャンマーでは、カワゴンドウが昔から魚を網のほうへ追いこんで、漁師を助けてきました。
- 鼻の穴は前向きに開き、真ん中より左にあって、ほかのどのイルカにもない特ちょうです。
- シロイルカのように見えますが、いちばん近い親せきはシャチです。
- 約1.5メートルまで水をふき出すことができます。
- オーストラリアカワゴンドウが別の種とみとめられたのは、2005年になってからでした。
地球儀では
ベンガル湾のシュンドルボンの海岸ぞいでさがしてみましょう。カードには、くちばしのない丸い頭がえがかれています。
クイズタイム
カワゴンドウとインドサイ、長いのはどっち?
答えを見る
答え:インドサイ(2.3 m 対 3.5 m) インドサイ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





