マレーバク
Malayan tapir

黒い体に白い鞍を載せたような模様のマレーバクは、この模様で夜の森では輪郭がぼやけて身を隠せます。鼻先は短い象の鼻のように伸びて葉をつかみ、危険を感じると水に入って泳ぎます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 草食
- 体重
- 約290 kg
- 体長
- 約2.2 m
- 保全状況
- 絶滅危惧IB類 (IUCN EN)
- すむ環境
- 熱帯雨林
すぐわかる答え
マレーバクはどこにすんでいますか?
熱帯雨林にすんでいます。
マレーバクはどのくらいの大きさですか?
大きくなると2.2 m、290 kgほどになります。
マレーバクは何を食べますか?
食べ物:草食。
マレーバクは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IB類」(EN)です。
マレーバク(学名タピルス・インディクス)は、アメリカ大陸の外で今生きているただ1種類のバクです。マレー半島からスマトラ島までの東南アジア、つまりスマトラ島、マレー半島、ミャンマー、タイの低地の熱帯林にすんでいます。今生きている4種類のバクの中でいちばん大きく、長さ1.8〜2.5メートル、高さ90〜110センチメートル、体重はふつう250〜320キログラムですが、540キログラムになるおとなもいます。
体の前とうしろが黒く、真ん中が白いので、すぐに見分けられます。頭、肩、足は黒い毛におおわれ、おなかのまわり、おしり、耳の先は白い毛におおわれています。短いゾウの鼻のような、長くよく曲がる鼻を持っていて、目はあまりよくありませんが、耳と鼻はとてもすぐれています。おとなは2,500頭より少ないと考えられているので、2008年から「絶滅危惧種」にされています。
体の形をかくす毛皮
肩からおしりまでの白い部分は、すみかの森のいろいろな地面やこみ合った植物の中で、体の形をわかりにくくします。ねむろうと横になったバクは、敵に大きな岩とまちがえられることがあります。マレーシアでは、黒いマレーバクも何頭か見られています。
目は小さく顔の横にあり、角膜はよく青いくもりにおおわれています。おもに夜に活動するので、食べものを見つけたり危険をさけたりするのに、においと音にたよっています。
森のくらし
マレーバクはほとんど1頭でくらします。植物におしっこをかけてなわばりのしるしをつけ、しげみをおしわけて作った道を通ります。115種類以上の植物のやわらかい新芽や葉を食べ、そのうち約30種類をとくにこのみます。日がしずんだすぐあとや、日がのぼる前に食べます。
水の近くにすむのがすきで、よく水あびをしたり泳いだりし、急なしゃ面を登ることもできます。高い「キーキー」という声や口笛のような音で話します。追いつめられると、強いあごとするどい歯で身を守ることがあります。
しまもようの赤ちゃん
妊娠は約390〜395日続き、約6.8キログラムの赤ちゃんが1頭生まれます。若いバクは白いしまやはん点のある茶色の毛を持っていて、木もれ日の中でかくれられます。この毛は4〜7か月でおとなの色に変わります。6〜8か月で乳ばなれし、メスはふつう2年に1頭の赤ちゃんを産みます。
おとなをかりする動物はほとんどいなくて、バクは30年まで生きることがあります。おもな危険は森林破壊で、タイやマレーシアで森がアブラヤシの農園に変えられていることもそのひとつです。2006年から2010年のあいだに、マレー半島では森が分断されたせいで142頭のバクがすみかを追われ、15頭が車にひかれて死にました。
おもしろ豆知識
- 赤ちゃんは白いしまや点のある茶色い姿で生まれ、その模様は数か月で消えます。
- アメリカ大陸の外にすむただ1種類のバクです。
- バクの赤ちゃんは、しまやはん点のもようの毛を着ていて、4〜7か月であせていきます。
- ねむっているおとなは、敵には大きな岩のように見えることがあります。
- 妊娠は1年以上続きます。
地球儀では
このモデルは、東南アジアの熱帯雨林にいる、黒い体に白い「くら」のもようがあるマレーバクを表しています。
クイズタイム
マレーバクとマレーグマ、重いのはどっち?
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答え:マレーバク(290 kg 対 45 kg) マレーグマ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





