コーカサスツール
West Caucasian tur

コーカサスツールは、西コーカサス山脈の高地にだけ生息する野生のヤギです。首が太く、後ろへ反った太い角をもち、雄の角は雌よりずっと大きくなります。夏は雪線近くまで登り、冬は森の近くへ下ります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 草食
- 体重
- 約70 kg
- 保全状況
- 絶滅危惧IB類 (IUCN EN)
- すむ環境
- 山地
すぐわかる答え
コーカサスツールはどこにすんでいますか?
山地にすんでいます。
コーカサスツールはどのくらいの大きさですか?
大きくなると70 kgほどになります。
コーカサスツールは何を食べますか?
食べ物:草食。
コーカサスツールは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IB類」(EN)です。
コーカサスツール(ニシコーカサスツール)は、ジョージアとロシア南部の、コーカサス山脈の西半分だけにすむ野生の山のヤギです。太い首と、黄色っぽいおなかの栗色の毛を持ち、重く曲がった角は、シミター(曲がった刀)のようにうしろへのびています。すむ範囲は約4,500平方キロメートルしかなく、地球上のほかのどこにもいません。
オスはメスより大きく、角もずっと長く、約70センチメートルあります。ツールは、海抜800〜4,000メートルのでこぼこした岩の多い土地にすんでいます。野生には約3,000〜4,000頭しか残っていないので、IUCNはこの種を「絶滅危惧種」にしています。
山のくらし
夏、ツールは雪線(雪が残るさかい)の近くまで登り、10頭ほどの群れでくらします。冬になると群れは20頭ほどに大きくなり、森のほうへ下りていきます。おもに夜に活動し、開けた場所で草や葉を食べ、昼はかくれています。肩までの高さは1メートルまで、体重は約65キログラムです。オオカミやオオヤマネコにかられ、なだれでもたくさん死にます。
どうして絶滅のおそれがあるの?
ツールのすむ範囲は約4,500平方キロメートルしかなく、20世紀より前よりずっとせまくなっています。家畜が牧草地をうばい、きびしい冬が群れをおそい、密猟者が肉、毛皮、角のためにかります。角は「カンツィ」という伝統的な角の杯に作られます。ジョージアでは狩りが完全に禁止されていますが、ロシアでは秋に合法的にかることができます。
おもしろ豆知識
- ロシアとジョージアにまたがる大カフカス山脈の西部にだけすんでいます。
- オスの角は約70センチメートルあります。
- 海抜800〜4,000メートルにすんでいます。
- 氷河時代には、この種はフランス南部のような遠くにもすんでいました。
- 角は、「カンツィ」という角の杯を作るのに使われます。
地球儀では
このモデルは、コーカサス山脈の西部の山に立っています。うしろにのびる重い角をさがしてみましょう。
クイズタイム
コーカサスツールとネズミイルカ、重いのはどっち?
答えを見る
答え:コーカサスツール(70 kg 対 55 kg) ネズミイルカ →
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14





