イエティ(雪男)
Yeti (Abominable Snowman)

伝説・未確認:ヒマラヤの伝説の「雪男」。1925年に写真家トンバジがカンチェンジュンガ下のゼム氷河付近で、直立して歩きシャクナゲの茂みを引っぱる姿を見たと報告したが、イエティの毛や骨とされた標本はDNA分析でクマのものと判明した。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- インド
- 種類
- 伝説の生き物
すぐわかる答え
イエティ(雪男)はどこにありますか?
インドにあります。
イエティは「雪男(忌まわしき雪男)」ともよばれ、ヒマラヤの言い伝えに出てくる、大きくて毛むくじゃらの類人猿のような生き物です。本当にいるとしめした人はいません。民俗学者たちは、この伝説は、シェルパの人たちの話と、クマのような本物の動物を見まちがえたことがまざって生まれたと考えています。
「イエティ」という言葉は、チベット語の「岩の多い場所」と「クマ」という言葉から来ています。「忌まわしき雪男(アボミナブル・スノーマン)」という名前は、1921年にカルカッタの新聞記者が作ったもので、エベレスト遠征隊の荷物運びの人たちから雪の上の足あとのことを聞いたのがきっかけでした。登山家や科学者たちは何百年もさがしてきましたが、いちばんありそうな説明は、話が本物の動物と想像から生まれたということです。
話はどこから来たの?
ヒマラヤのいろいろな民族に、雪の中にすむ野生の生き物の古い話があります。チベットの言い伝えでは、小さな赤っぽいものから巨大な黒いものまで、3つのタイプがえがかれています。1921年、探検家チャールズ・ハワード=ベリーは、標高6,400メートルの峠で大きな足あとを見つけました。彼はたぶんオオカミの足あとだと考えましたが、シェルパの案内人たちは「雪の野人」だといいました。記者ヘンリー・ニューマンは、案内人たちの言葉「メトー」を「忌まわしい」とまちがえて訳してしまいました。
証拠はあるの?
確かめられた骨や体はありません。1925年、写真家N・A・トンバジは、ゼム氷河の近くで、何百メートルもはなれたところから、立ち上がった姿の何かがしげみを引っぱっているのを見たといい、あとで足あとも見ました。毛のサンプルが調べられたこともあり、1950年代に集められたものは、ヤギのような山の動物「ヒマラヤゴーラル」の毛だとわかりました。イエティの証拠とされたものの多くは、動物の見まちがいかいたずらです。
おもしろ豆知識
- ヒマラヤの言い伝えでは、イエティは雪山を歩き回っているとされますが、イエティのものとされた毛や骨をDNAで調べると、ほとんどがクマのものでした。
- イエティという言葉は、チベット語の「岩の多い場所」と「クマ」から来ているのかもしれません。
- 「忌まわしき雪男」という名前は、1921年のまちがった訳から生まれました。
- イエティの毛だと思われていたものは、ヒマラヤゴーラルの毛だとわかりました。
地球儀では
このモデルは、言い伝えにえがかれるように、雪山の中に立つイエティの姿を表しています。
地球儀で近くにあるもの
参考資料
更新: 2026-10-14





