My Earth Toy(マイ・アース・トイ)

ワット・アルン

Wat Arun

ワット・アルン
写真: Mastertongapollo, CC BY-SA 4.0 · 出典

ワット・アルンは「暁の寺」という意味で、タイの首都バンコクを流れるチャオプラヤー川の西岸にある仏教寺院です。正式な名前は「ワット・アルンラーチャワラーラーム・ラーチャワラマハーウィハーン」で、太陽の戦車を走らせ、日の出の光をあらわすヒンドゥー教の神アルナにちなんで名づけられています。

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ひと目でわかる

国
タイ
完成
19th c.
高さ
70 m
種類
宗教建築

すぐわかる答え

ワット・アルンはどこにありますか?

タイにあります。

チャオプラヤー川沿いの暁の寺で、陶器片で飾られた仏塔が有名です。

この寺院でいちばん有名なのは、古代のクメールの寺院から伝わった様式の高い塔「プラーン」です。はかり方によって、高さは約67mから86mまで資料ごとにちがいます。塔は、花やもようの形に並べた色とりどりの中国の陶磁器のかけらや貝がらでびっしりおおわれていて、日の光できらきらかがやきます。バンコクでもっとも有名な名所のひとつで、とくに夕ぐれどきに川の向こう岸から見る姿は美しいです。

歴史

ここには、アユタヤ時代からすでに寺院があり、「ワット・マコーク」と呼ばれていました。1767年にタークシン王がこの場所にやって来て、のちに新しい都トンブリーの王室寺院とし、「ワット・チェーン」と名前を変えました。有名なエメラルド仏は1780年代までここに置かれ、そのあと川向こうのワット・プラケオに移されました。ラーマ2世が大きな中央のプラーンを建て始め、ラーマ3世が1851年に完成させました。

どうやってかざられたの?

プラーンは中国の陶磁器でおおわれています。そのかけらの中には、船を海で安定させるために船の底に積む重い荷物「バラスト」としてバンコクまで運ばれてきたものもありました。職人たちは、割れたお皿やおわん、貝がらを漆喰におしこんで、花やもようをつくりました。中央の塔は、ヒンドゥー教や仏教で宇宙の中心にあるとされる山「メール山(須弥山)」をあらわしていて、そのまわりに4つの小さな塔が立っています。2013年から2017年の大がかりな修復で、かざりがきれいにされ、修理されました。

今、訪れると

寺院は川岸のすぐそばにあり、水ぎわには中国風のあずまやが6つ並んでいます。中央の塔の階段はとても急で、今は1段目までしか登れませんが、そこからでも川がよく見わたせます。中央の塔のまわりの4つの小さな塔は、風の神プラ・パーイにささげられています。インドの叙事詩『ラーマーヤナ』のタイ版『ラーマキエン』に出てくる「ヤック」という巨大な守り神の像が、お坊さんが出家の儀式をおこなう「布薩堂」の入口を守っています。

おもしろ豆知識

  • 塔の陶磁器の一部は、もともと中国からの貿易船の底に積まれたバラストとしてタイにやって来ました。
  • 寺院の名前は、太陽の戦車を走らせるヒンドゥー教の夜明けの神アルナから来ています。
  • ワット・アルンのプラーンは、1988年から2018年にデザインが変わるまでつくられた、タイの古い10バーツ硬貨にえがかれています。
  • 塔は2人の王の時代をかけて、1851年に完成しました。

地球儀では

模型では、バンコクのチャオプラヤー川のそばに立つ、色とりどりの陶磁器がちりばめられた暁の寺の高い中央の塔が見られます。ズームして、メインの塔のまわりの小さな塔を見てみましょう。

地球儀で近くにあるもの

参考資料

更新: 2026-10-13