カクレクマノミ
Clownfish

カクレクマノミは毒のあるイソギンチャクの触手の間で、刺されずに暮らすオレンジ色の魚です。体を覆う粘液が刺胞を防ぎます。みんな最初はオスで、群れで一番大きい個体がメスに変わります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 魚類
- 食べ物
- 雑食
- 体長
- 約0.11 m
- 寿命
- 最長 約20年
- すむ環境
- サンゴ礁
すぐわかる答え
カクレクマノミはどこにすんでいますか?
インド洋・太平洋のサンゴ礁にすんでいます。
カクレクマノミはどのくらいの大きさですか?
大きくなると0.11 mほどになります。
カクレクマノミは何を食べますか?
食べ物:雑食。
カクレクマノミはどのくらい生きますか?
最長で約20年生きます。
この地球儀にいるクマノミは、カクレクマノミ(英語ではオセラリス・クラウンフィッシュ)です。体長約11cmの小さなサンゴ礁の魚で、ふつうはあざやかなオレンジ色に3本の白い帯があり、帯はそれぞれ細い黒い線でふちどられています。インド洋の東部と太平洋の西部のサンゴ礁にすみ、波のおだやかな礁湖や、深さ約15mまでのサンゴ礁の斜面でくらしています。
クマノミは、イソギンチャクの触手のあいだでくらすことで有名です。イソギンチャクはやわらかい動物ですが、その毒のはりは小さな魚を殺してしまうこともあります。クマノミの皮ふをおおうぬるぬるした粘液が、はりから身を守ってくれます。イソギンチャクは魚に安全なすみかをあたえ、そのお返しにクマノミはじゃま者を追いはらい、イソギンチャクをきれいに保ちます。2003年の映画『ファインディング・ニモ』のマーリンとニモは、カクレクマノミです。
イソギンチャクの中のくらし
すみつく前に、クマノミは体のいろいろな部分で触手にそっとふれて、イソギンチャクになれていきます。これは時間がかかることもある、注意深いダンスのようなものです。カクレクマノミは、3種類の大きなイソギンチャクといっしょにくらします。イソギンチャクからはなれて開けた海に出ると、小さな魚は敵におそわれる危険がずっと大きくなります。クマノミもイソギンチャクを助けています。寄生虫を取りのぞき、ひれでパタパタ水を送ることでイソギンチャクを元気に保っているのかもしれず、触手をかじろうとするサンゴ礁の魚を追いはらいます。
家族のくらし
ひとつのイソギンチャクにすむクマノミは、きびしい順位のあるグループをつくります。いちばん大きい魚がメス、2番目に大きいのが子どもをつくるオスで、小さい魚たちは自分の番を待っています。おどろいたことに、クマノミはみんなオスとして生まれます。メスが死ぬと、子どもをつくるオスがメスに変わり、この変化はもとにはもどりません。子どもをつくるとき、オスはイソギンチャクの近くに巣を用意し、メスは1〜2時間かけて卵を産みます。それからお父さんが卵を守り、約6〜8日後にかえるまで、ひれで水を送り続けます。
何を食べるの?
カクレクマノミは雑食で、植物も動物も食べます。食べ物は、藻、ただよう小さな動物「動物プランクトン」、そしてエビのとても小さななかまのカイアシ類などです。食事のときも順位が大切です。グループの小さい魚は大きい魚によく追いかけられるので、体力が少なくなり、イソギンチャクをはなれるときに危険をおかすことが多く、ふつうは強い魚より食べる量が少なくなります。
おもしろ豆知識
- クマノミはみんなオスとして生まれ、群れの中で一番大きな魚がメスに変わることがあります。
- クマノミはみんなオスとして生まれ、グループでいちばん大きい魚だけがメスになります。
- クマノミのなかまは少なくとも30種類いますが、カリブ海、地中海、大西洋にはまったくすんでいません。
- オーストラリアのノーザンテリトリーのあたりなどには、黒い体に白い帯のカクレクマノミもいます。
- かえったばかりのクマノミは海面近くをただよい、それからサンゴ礁へ泳ぎおりて、すみかのイソギンチャクをさがします。
- 『ファインディング・ニモ』が公開されたあと、ペットのクマノミを求める人が急にふえ、野生のクマノミをとりすぎることが脅威になっています。
地球儀では
模型では、インドネシアのバンダ海のサンゴ礁にいる小さなオレンジ色のクマノミが見られます。あざやかなオレンジ色の体にある白い帯をさがしてみましょう。
クイズタイム
カクレクマノミとナンヨウハギ、長いのはどっち?
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答え:ナンヨウハギ(0.11 m 対 0.3 m) ナンヨウハギ →
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参考資料
更新: 2026-10-13





