オニイトマキエイ
Giant manta ray

翼幅7mにもなる最大のエイで、水中を飛ぶように泳ぎます。口の横の角のようなひれでプランクトンを口に導いて食べます。魚の中では脳が大きく、賢いと考えられています。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 魚類
- 食べ物
- ろ過して食べる
- 寿命
- 最長 約45年
- 保全状況
- 絶滅危惧IB類 (IUCN EN)
- すむ環境
- 外洋, 海岸, サンゴ礁
すぐわかる答え
オニイトマキエイはどこにすんでいますか?
太平洋・大西洋・インド洋の外洋・海岸・サンゴ礁にすんでいます。
オニイトマキエイは何を食べますか?
食べ物:ろ過して食べる。
オニイトマキエイはどのくらい生きますか?
最長で約45年生きます。
オニイトマキエイは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IB類」(EN)です。
オニイトマキエイ(学名モブラ・ビロストリス)は、世界でいちばん大きなエイです。つばさのようなひれを広げると7メートルになり、重さは約3,000キログラムにもなりますが、ふつうは約4.5メートルです。世界じゅうの熱帯、亜熱帯、一部の温帯の海にすんでいて、一生のほとんどを陸から遠くはなれた海で過ごします。2017年より前はマンタ属に入れられていましたが、DNAの検査で、モブラ属の仲間だとわかりました。
平たい体には、つばさのようにはばたかせる大きな三角形の胸びれと、泳ぐときには丸めておき、プランクトンを大きな口に流しこむときには広げる、一対の頭のひれ(頭鰭)があります。魚の中でいちばん大きな脳を持ち、重さは最大約200グラムで、鏡にうつった自分を自分だとわかる「ミラーテスト」に合格するかもしれない、数少ない動物のひとつです。IUCNは「絶滅危惧種」としています。
プランクトンを追いかけて
オニイトマキエイは海流に乗って旅をし、栄養たっぷりの水がわき上がる場所へ移動します。そこにはカイアシ類やアミ類、エビのような動物プランクトンがたくさんいるからです。沖合いの海洋島の近くでよく見られます。食べるときは、えもののまわりをゆっくり泳いでプランクトンをぎゅっとまとめ、それから口を開けてスピードを上げてつっこみます。
ひとりで旅をすることもあれば、50ぴきまでの群れで旅をすることもあります。深い海ではまっすぐ同じ速さで泳ぎ、岸の近くでは日光浴をしたり、ただよったりします。海鳥やほかの魚がいっしょについてくることもあります。
体ともよう
皮ふはなめらかで、上側は黒、こい茶色、はがね色がかった青で、下側は白です。おなかのはん点のもようで、1ぴきずつを見分けることができます。しっぽは長いむちのようで、親せきのイトマキエイとちがってとげはありません。下あごには、小さな歯がわずか約18列ならんでいるだけです。
ナンヨウマンタ(リーフマンタ)ににていますが、もっと大きく、ふつう4〜5メートルあり、ナンヨウマンタは3〜3.5メートルです。頭の上の2つの白いもようは、オニイトマキエイではT字形、ナンヨウマンタではY字形になっています。
ゆっくり子どもを産み、危険は大きい
オスははば約4メートル、メスははば約5メートルで大人になります。何びきものオスがメスのあとに列になってついていくこともあります。約12〜13か月で、はば1.4メートル、重さ9キログラムの赤ちゃんが1ぴきだけ生まれ、メスが子どもを産むのは2〜3年に1回だけです。
とてもゆっくり子どもを産むので、へった数をおぎなうのはむずかしいです。マンタは網でとられ、そのエラの一部(鰓耙)は、健康によいというはっきりした証拠のない薬として、1キログラムあたり最大約400アメリカドルで売られています。マイクロプラスチックも、もうひとつの危険です。
おもしろ豆知識
- マンタは、体の大きさに比べて、魚の中で最も大きな脳をもつもののひとつです。
- 魚の中でいちばん大きな脳を持っています。
- ミラーテストに合格するかもしれない、数少ない動物のひとつです。
- 生まれたばかりの赤ちゃんでも、はばが1.4メートルあります。
- 2017年より前は「マンタ・ビロストリス」とよばれていました。
地球儀では
このモデルは、大海原を頭のひれを前に向けてすべるように泳ぐオニイトマキエイを表しています。
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14





