コククジラ
Gray whale

コククジラは体長14mほどのヒゲクジラで、毎年北極の餌場とメキシコの繁殖地を行き来して1万km以上を移動します。海底の泥をすくい取り、中の小さな甲殻類をこして食べます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- ろ過して食べる
- 体重
- 約27,000 kg
- 体長
- 約14 m
- 最高速度
- 約16 km/h
- 寿命
- 最長 約70年
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 海岸
すぐわかる答え
コククジラはどこにすんでいますか?
太平洋の海岸にすんでいます。
コククジラはどのくらいの大きさですか?
大きくなると14 m、27,000 kgほどになります。
コククジラは何を食べますか?
食べ物:ろ過して食べる。
コククジラはどのくらい速いですか?
最高で約16 km/hの速さが出せます。
コククジラはどのくらい生きますか?
最長で約70年生きます。
コククジラは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
コククジラはヒゲクジラのなかまで、歯のかわりに口の中の板で水から食べ物をこしとります。長さはおよそ15mになり、黒っぽい皮ふは灰色のまだらと白いはん点でおおわれていて、それが英語の名前「グレイ・ホエール(灰色のクジラ)」の由来になりました。
ほ乳類の中でもっとも長い年ごとの旅をする動物のひとつで、北極に近い冷たいえさ場の海と、メキシコなどのあたたかい子育ての潟湖のあいだを泳ぎます。コククジラは北太平洋にすんでいて、元気な東の群れと、数が少なく絶滅のおそれのある西の群れの2つのグループがあります。科学者は、昔は大西洋にもコククジラがいたことを知っていますが、それらのグループはずっと前に、おそらく捕鯨のためにいなくなってしまいました。
どうやって食べるの?
コククジラは、おもに海の底で食べます。どろや砂をすくい上げ、ひげ板から水をしぼり出して、あとに残った小さな甲殻類をのみこむのです。
夏は北の栄養たっぷりの海で食べてすごし、南への長い旅や潟湖での冬のあいだは、ずっと少ししか食べません。ひげ板は短くてあらく、この海底で食べるスタイルに合っています。
狩られるクジラから守られるクジラへ
捕鯨をする人たちは、昔コククジラを「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼んでいました。お母さんが子どもを守るためにはげしく戦ったからです。狩りでほとんど全滅しかけ、大西洋にいたクジラは何百年も前にいなくなりました。
今、太平洋の東の群れは守られていて、2万頭以上にまで回復しました。北東アジアの海岸ぞいを旅する太平洋の西の群れはずっと少なく、今も危機にあります。コククジラは55〜70年生きることがあります。
おもしろ豆知識
- コククジラは毎年、北極のえさ場の海とメキシコの潟湖の間を、往復で最大約20,000 kmも旅します。
- その回遊は、ほ乳類の中でもっとも長いもののひとつで、1年に往復でおよそ2万kmにもなります。
- コククジラのお母さんは子どもを守るためにはげしく戦うことがあり、だから捕鯨をする人たちはこの種を「デビルフィッシュ」と呼びました。
- コククジラは、その科で今生きているただ1種です。
地球儀では
地球儀では、長い回遊をする海、太平洋にいるコククジラが見られます。まだらもようの灰色の体をさがしてみましょう。
クイズタイム
コククジラとコガシラネズミイルカ、重いのはどっち?
答えを見る
答え:コククジラ(27,000 kg 対 45 kg) コガシラネズミイルカ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





