ニルガイ
Nilgai

ニルガイはアジア最大のレイヨウで、オスは青みがかった灰色なので「青い牛」を意味する名がつきました。インドやネパールの草原や低木林にすみ、肩高は約1.4メートルです。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 草食
- 体重
- 約180 kg
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 草原, サバンナ, 森林
すぐわかる答え
ニルガイはどこにすんでいますか?
草原・サバンナ・森林にすんでいます。
ニルガイはどのくらいの大きさですか?
大きくなると180 kgほどになります。
ニルガイは何を食べますか?
食べ物:草食。
ニルガイは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
ニルガイ(Boselaphus tragocamelus)は、アジアでいちばん大きなレイヨウで、名前はヒンディー語で「青いウシ」という意味です。インド亜大陸の北部全体で見られ、おもな群れはインド、ネパール、パキスタンの国境のあたりにいて、とくにヒマラヤ山脈のふもとの低地「タライ」に多くいます。ニルガイ属(Boselaphus)で今生きているただ1種です。
細い足、かたむいた背中、のどに白いもようのある太い首をもった、がっしりした動物です。首にそって短いたてがみがあり、のどの下にはごわごわした毛がたれ下がっています。肩の高さは100〜150cmです。オスの体重は109〜288kgで、青みがかった灰色ですが、メスや子どもはもっと明るいオレンジ色から黄かっ色です。角があるのはオスだけで、長さは15〜24cmです。IUCNでは「低懸念」とされています。
すみかと食べ物
ニルガイは、低木の林や草の多い平原の、低いしげみや木がまばらに生えた場所が好きで、畑にはよくいますが、深い森にはめったにいません。いろいろなすみかになじむことができる動物です。昼に食事をし、明け方、朝、午後、夕方によく食べます。
食べ物は草や草花で、インドのかわいた熱帯林では木の植物も食べます。多くの動物ほど水にたよりませんが、水場がすべてかれてしまうと、なわばりをはなれることもあります。
群れと子ども
ニルガイは、ふつう10頭以下の小さな群れでくらしますが、ときには20〜70頭の群れになることもあります。群れには3つの種類があります。1〜2頭のメスと小さな子ども、3〜6頭のメスと1才の子どもと赤ちゃん、そして2〜18頭のオスだけの群れです。
メスは8〜9か月の妊娠のあと1頭の子どもを産み、ときにはふたごや三つ子を産むこともあります。子どもは最初の数週間、かくれています。メスは2才でおとなになりますが、オスは4〜5才になるまで子どもをつくりません。野生のニルガイは約10年生きます。おどろいたニルガイは、かくれるのではなく、300mから700mもかけてにげていきます。
インドの青いウシ
西ベンガル州のパンドゥ・ラジャル・ディビで見つかったニルガイの骨から、新石器時代に人々がニルガイを狩ったり飼ったりしていたと考えられています。何百年ものあいだ、インドの村人たちはヒンドゥー教徒が大切にするウシとニルガイを結びつけてきたので、ニルガイはめったに食べられません。「ニルガイ」ということばが最初に記録されたのは1882年で、ムガル帝国の皇帝アウラングゼーブの時代には「ニルゴール(青い馬)」とよばれていました。
今では、インドのいくつかの州では群れがとても大きくなって畑をあらしたりふみつけたりするので、農家の人たちは政府に数をへらすようたのんでいます。テキサス州では、1924年に持ちこまれたニルガイが野生化し、外来種になっています。
おもしろ豆知識
- アジアでいちばん大きいレイヨウです。おとなのオスが青っぽい灰色なので、名前は「青いウシ」という意味です。
- ニルガイは、ニルガイ属で今生きているただ1種です。
- ペーター・ジーモン・パラスが1766年に記録しました。
- のどに白いもようがあり、顔に白い点があります。
- このレイヨウのなかま(族)は少なくとも890万年前に始まり、今生きているウシ科の中でいちばんかわっていないかもしれません。
地球儀では
模型では、かたむいた背中、青みがかった灰色の毛、のどの白いもようをもつニルガイが見られます。
クイズタイム
ニルガイとナマケグマ、重いのはどっち?
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答え:ニルガイ(180 kg 対 95 kg) ナマケグマ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





