ラリベラの聖ギオルギス教会
Church of St. George, Lalibela

聖ギオルギス教会は、エチオピアのアムハラ語で「ベテ・ギョルギス」とよばれ、エチオピア北部の高地の町ラリベラで、かたい岩をほって作られた教会です。地面から積み上げるのではなく、岩を下へとほって作られたので、平らな屋根がまわりの地面と同じ高さにあります。上から見ると、屋根は十字架の形をしています。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 国
- エチオピア
- 完成
- 1200年
- 高さ
- 12 m
- 種類
- 宗教建築
すぐわかる答え
ラリベラの聖ギオルギス教会はどこにありますか?
エチオピアにあります。
ラリベラの聖ギオルギス教会はいつ完成しましたか?
1200年に完成しました。
ラリベラの聖ギオルギス教会の高さはどのくらいですか?
高さは約12 mです。
一枚岩を上から掘り下げて造られた十字形の教会で、ラリベラの岩窟教会の代表です。
ラリベラにある11の岩をほった教会の中で、いちばん有名な教会です。言い伝えでは、1200年ごろに国を治めたゲブレ・メスケル・ラリベラ王のために作られたとされていますが、専門家たちは、工事はいくつかの段階に分けて行われたのかもしれないと考えています。王は、エチオピアに新しいエルサレムを作りたかったのです。教会は今もエチオピア正教会によって毎日祈りに使われていて、1978年からユネスコの世界遺産です。
どうやってほったの?
作業員たちはまず、やわらかい赤っぽい火山の岩のかたまりのまわりに深いみぞをほり、真ん中にかたまりを残しました。それから、いつも上から下へと作業を進めながら、ハンマーやのみのようなかんたんな道具で、外側の形を作り、中をくりぬきました。教会は、1辺約22メートル、深さ約11メートルの四角い中庭の中の、段々の台の上に立っています。屋根には、4本のうでの長さが同じ「ギリシャ十字」がほられています。扉は3つ、窓は12あり、それぞれの窓の上には十字架と花のもようがほられています。
教会にまつわる物語
エチオピアの言い伝えによると、ラリベラ王はまぼろしの中で教会を作るよう告げられ、この教会を建てました。そのおつげは聖ゲオルギオスから来たという話もあれば、神から来たという話もあります。ベテ・ギョルギスは11の教会の中で最後のほうに作られたもののひとつで、今いちばんよく残っています。2つのおもな教会のグループからはなれて、ぽつんと立っています。入り口はうまくかくされていて、見学する人は岩にほられたせまい通路を下りていきます。通路はらせん状に下っていき、教会の近くでトンネルになります。
今、行ってみると
ラリベラは海抜約2,480メートルにあり、エチオピア正教会のキリスト教徒にとって、もっとも大切な巡礼地のひとつです。お坊さん(司祭)たちは毎日教会で礼拝を行い、イエスの洗礼を祝う「ティムカット」や、エチオピアのクリスマス「ゲンナ」のようなお祭りには、たくさんの巡礼者がやってきます。ベテ・ギョルギスの中には、聖ゲオルギオスのかんたんな祭壇があります。司祭だけがのぞけるカーテンのうしろには、聖書に書かれた聖なる箱「契約の箱(聖櫃)」の写しがあります。
おもしろ豆知識
- ベテ・ギョルギスは、ときに「世界の8番目の不思議」とよばれます。
- ラリベラの町は、もとは「ロハ」とよばれていました。
- 12の本物の窓のほかに、外側には中へは開いていない、ほっただけのにせの窓が9つあります。
- ラリベラの11の教会はすべて、ハンマーやのみのようなかんたんな道具でほられました。
- 近くの地面からは教会が十字架の形だとはわからず、上から見て初めてはっきりわかります。
地球儀では
このモデルは、ラリベラの深い岩の穴の中にしずむ十字架の形の教会を表しています。地面と同じ高さの平らな屋根を見下ろして、てっぺんにほられた十字架をさがしてみましょう。
クイズタイム
ラリベラの聖ギオルギス教会とファジル・ゲビ、高いのはどっち?
答えを見る
答え:ファジル・ゲビ(12 m 対 32 m) ファジル・ゲビ →
地球儀で近くにあるもの
参考資料
- ウィキペディアでもっと読む
- Church of Saint George, Lalibela — Wikipedia
- Rock-Hewn Churches, Lalibela — Wikipedia
- 랄리벨라 — 위키백과
- The Rock-Hewn Churches of Lalibela — Biblical Archaeology Society Library
更新: 2026-10-13





