ヨーロッパイチョウガニ
Edible crab

ヨーロッパイチョウガニは、縁がパイ生地のように波打つ茶色の甲羅と、先が黒い大きなはさみを持つカニです。甲幅は約25cmになり、ヨーロッパで広く食べられています。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 甲殻類
- 食べ物
- 肉食
- すむ環境
- 海岸
すぐわかる答え
ヨーロッパイチョウガニはどこにすんでいますか?
大西洋の海岸にすんでいます。
ヨーロッパイチョウガニは何を食べますか?
食べ物:肉食。
ヨーロッパイチョウガニ(Cancer pagurus)は、英語で「食べられるカニ」や「茶色いカニ」ともよばれ、北はノルウェーから南は北アフリカまでの、北海と北東大西洋にすんでいます。がっしりした赤茶色のカニで、だ円形のこうらの前のふちは、パイの皮のふちのように9つの丸いでっぱりになっています。はさみの先は黒色です。
おとなのこうらのはばはふつう15cmで、25cmまでになることもあります。大きいものは3kgにもなります。あらい海底、どろ、砂の上の、浅い水から深さ約100mまでにすみ、よく岩のわれ目や穴にかくれています。西ヨーロッパでいちばん大きなカニ漁の対象で、アイルランドとイギリスの海岸を中心に、毎年6万トン以上がとられています。若いカニは紫がかった茶色です。
夜のハンター
おとなのヨーロッパイチョウガニは夜行性です。昼は砂やどろの中にうまってかくれ、夜になると、すみかから50mまで出かけていきます。ほかのカニ、小さな甲殻類、タマキビやイガイやカキのようなたくさんの貝を食べます。えものにしのびよったり待ちぶせしたりし、うまった貝をとるために大きな穴をほることもあります。おもな敵はタコで、漁師が使うかごの中にいるカニまでおそいます。
大きくなるまで
結婚は冬におこなわれます。オスはメスの上に立ち、メスが脱皮するあいだ、足でかごのようなかこいをつくって守ります。そのあとメスは海の底のくぼみへ行き、25万個から300万個の卵を、最大8か月のあいだおなかの下にかかえて運びます。かえった幼生は長さたった1mmで、プランクトンとしてただよいます。子どもは海岸近くに落ちつき、はばが60〜70mmになると深い水へ移ります。カニはふつう25〜30年生き、100年まで生きるものもいるかもしれません。
漁ときまり
カニは「クリール」とよばれる、えさを入れたかごでとられます。とれる量は1978年の2万6,000トンから2007年の6万トンにふえ、70%以上がイギリス諸島のまわりでとられていて、この地域の多くでとりすぎだと考えられています。卵をかかえたメスをとるのは法律で禁止されていて、ヨーロッパ連合やイギリスが決めた、水あげしてよい最小の大きさがあり、地域によってちがいます。イギリスでとれたカニのほとんどは、生きたままフランスやスペインに輸出されます。
おもしろ豆知識
- ブラウンクラブとも呼ばれ、イギリスでいちばんよく食べられているカニです。こうらのふちは「パイの皮」のような形をしています。
- こうらのふちは、パイの皮のふちのように見えます。
- タコは、漁師のかごの中にいるカニまでおそいます。
- メスは、最大300万個の卵をかかえて運びます。
- 100年も生きるカニもいるかもしれません。
地球儀では
模型では、カードのとおり、パイの皮のようなこうらのふちと、先が黒いはさみをもつ赤茶色のカニが見られます。こうらのふちに注目してみましょう。
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参考資料
更新: 2026-10-14





