キンカジュー
Kinkajou

キンカジュー(学名ポトス・フラブス)は、メキシコ、中央アメリカ、南アメリカの熱帯雨林にすむほ乳類です。サルのように木に登りますが、オリンゴ、ハナグマ、アライグマといっしょにアライグマ科に入ります。その属のただ1種類の動物です。金茶色の毛、丸い頭、大きな目、枝をつかむ長い「巻きつく尾」を持ち、「ハニーベア(はちみつグマ)」ともよばれます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 雑食
- 体重
- 約3 kg
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 熱帯雨林
すぐわかる答え
キンカジューはどこにすんでいますか?
熱帯雨林にすんでいます。
キンカジューはどのくらいの大きさですか?
大きくなると3 kgほどになります。
キンカジューは何を食べますか?
食べ物:雑食。
キンカジューは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
中南米の熱帯雨林で夜に活動するアライグマ科の動物。金色の毛と物をつかめる尾を持ち、長い舌で果実や蜜をなめる。
キンカジューはしっぽをふくめて約82〜133センチメートル、体重は1.4〜4.6キログラムです。メキシコ南部からボリビアやブラジルの大西洋岸の森まで、海面の高さから約2,500メートルまでの、木がこくしげった森にすんでいます。完全な夜行性なので人はめったに見かけず、飼育されているものは40年も生きることがあります。「低懸念」とされていますが、元気な森にたよってくらしています。
果物を食べる夜の木登り名人
キンカジューは、一生のほとんどを木の上ですごします。毛の短いしっぽは、木登りのための5本目の手のようにはたらきますが、食べものを持つことはできません。足首と足を180度回すことができるので、枝の上をうしろ向きに走ったり、頭を下にして木を下りたりできます。口、のど、おなかのにおいのせんで、なわばりや通り道にしるしをつけます。
食べものの約90パーセントは果物で、ほとんどは熟したイチジクです。やわらかい果物を前足で持ち、舌で果肉をすくって食べます。残りは、葉、花、花のみつ、草、ときにはアリなどの昆虫や卵です。
舌、花のみつ、たね
キンカジューの細い舌は、約13センチメートルもつき出すことができます。果物にとどいたり、花のみつをなめたりするのに役立つので、花粉を運ぶ役目もしているかもしれません。果物を食べて森を動き回ることで、たねを広めているのかもしれません。
そのくらし方は、昼に活動するクモザルとにています。すむ場所が重なるところでは、2つは時間帯をずらして、にた役目を果たしています。キンカジューはときどきオリンゴといっしょに食べものをさがしますが、食べものが少ないときは、大きいキンカジューがオリンゴを追いはらいます。
夜のくらしと家族
キンカジューは夜7時ごろから真夜中までと、夜明けの1時間前にいちばん活発になります。昼は木のうろや、かげになった葉のしげみでねむります。家族でかたまってねむり、おたがいに毛づくろいをします。
一年じゅう子どもを作り、112〜118日の妊娠のあと、1頭、ときには2頭の赤ちゃんを産みます。ペットの取り引きのため、さいふやくらにする毛皮のため、肉のためにかられています。ホンジュラスはこの種をワシントン条約(CITES)の付属書IIIにのせているので、そこから輸出するには許可が必要です。
おもしろ豆知識
- サルのように見えますがアライグマの親類で、ものをつかめるしっぽと、花のみつをなめる長い舌をもっています。
- 足を180度回して、頭を下にして木を下りられます。
- 「キンカジュー」という名前は、クズリを表すアルゴンキン語の言葉のフランス語の形から来ています。
- ほかに「ハニーベア」「夜のサル」「夜の歩き手」などの名前があります。
- 食べものの約90パーセントは果物です。
地球儀では
パナマの熱帯雨林でさがしてみましょう。カードには、金色の毛と、ものをつかむしっぽがえがかれています。
クイズタイム
キンカジューとマントホエザル、重いのはどっち?
答えを見る
答え:マントホエザル(3 kg 対 6 kg) マントホエザル →
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14





