My Earth Toy(マイ・アース・トイ)

ジャコウウシ

Muskox

ジャコウウシ
写真: Charles J. Sharp, CC BY-SA 4.0 · 出典

ジャコウウシは地面に届きそうな長い毛と、キビアットと呼ばれる柔らかい下毛で氷点下40度に耐えます。オオカミが来ると、おとなが輪になって子どもを囲み守ります。

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ひと目でわかる

分類
哺乳類
食べ物
草食
保全状況
低懸念 (IUCN LC)
すむ環境
極地

すぐわかる答え

ジャコウウシはどこにすんでいますか?

極地にすんでいます。

ジャコウウシは何を食べますか?

食べ物:草食。

ジャコウウシは絶滅の危機にありますか?

IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。

ジャコウウシ(Ovibos moschatus)は、北極にすむ、毛がもじゃもじゃのひづめのあるほ乳類です。おもにグリーンランドと、カナダの北極地方のノースウエスト準州とヌナブト準州、それにふたたび放されたアラスカにすんでいます。名前は、恋の季節にオスが出す強いじゃこうのにおいからきていて、このにおいがメスをひきつけるのに役立ちます。

名前とはちがって、ウシよりもヒツジやヤギに近いなかまです。イヌクティトゥット語の名前「ウミングマク」は、「ひげのあるもの」という意味です。ジャコウウシは、ターキンとならんで、ヒツジ・ヤギのなかまで今生きているいちばん大きな2種のひとつです。昔はユーラシア全体にすんでいて、そこでのいちばん新しい自然の記録は約2,700年前のものです。今では、アラスカ、ユーコン、シベリアにふたたび放された群れがいて、ノルウェーにも持ちこまれた群れがいます。

寒さにそなえた体

オスにもメスにも、長く曲がった角があります。ジャコウウシは肩の高さが1.1〜1.5mで、体重は180〜410kgの範囲で平均285kgです。黒、灰色、茶色の毛皮には地面にとどきそうなほど長い「上毛」があり、厚い毛皮と大きな頭のせいで、実際より大きく見えます。

長い毛の下には「キヴィウト」というやわらかい毛があり、やわらかさ、長さ、あたたかさでとても大切にされています。ジャコウウシは、足の下のほうを体のほかの部分より冷たくしておくこともでき、足から熱がにげるのをへらしています。

群れと身の守り方

ジャコウウシは、冬には12〜24頭、夏には8〜20頭の群れでくらします。なわばりは守りませんが、目の近くのにおいを出す腺で道にしるしをつけます。オスとメスはそれぞれ自分たちの順位をもっていて、年上のものが年下のものより上の順位になります。

群れがおそわれそうになると、おとなは外を向いて子どものまわりに動かない輪や半円をつくります。おもな敵はホッキョクオオカミで、この種の死の半分にまでなることもあります。ジャコウウシは時速60kmまで走ることもできます。

何を食べるの?

夏には、ジャコウウシは川の谷のようなしめった場所にいて、冬には深い雪をさけて高い場所へ移ります。草、北極のヤナギ、木のような植物、地衣類、コケを食べ、たくさんあるときは、水分が多く栄養のある草を好みます。

冬にいちばんよく食べるのはヤナギです。メスは、子どもを産む前にたっぷりの体のあぶらが必要で、きびしい土地に合った、慎重な子育てのやり方です。ジャコウウシはふつう12〜20年生きます。

おもしろ豆知識

  • オオカミが近づくと、おとなが子どものまわりを囲み、角を外側に向けて輪になって守ります。
  • ウッズ・クリーの人々のジャコウウシのよび名は、「みにくいヘラジカ」「みにくいバイソン」という意味です。
  • ユーラシアでは、約2,700年前まで生きのこっていました。
  • ジャコウウシのヘモグロビンは、人間のヘモグロビンより温度の影響を3倍受けにくく、寒さの中ではたらくのに役立っています。
  • 今生きているいちばん近い親せきは、ターキンではなく、アジアのゴーラルのようです。

地球儀では

模型では、地面までとどくもじゃもじゃの毛皮と曲がった角をもったジャコウウシが見られます。

似ている仲間

参考資料

更新: 2026-10-14