カツオ
Skipjack tuna

カツオは世界の熱帯・温帯の海で大きな群れをつくる小型のマグロの仲間です。銀色の体の腹側に濃い縞模様があり、体長はふつう約80センチです。缶詰や鰹節の原料として世界で最も多く漁獲される魚の一つです。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 魚類
- 食べ物
- 魚を食べる
- 体長
- 約0.8 m
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 外洋
すぐわかる答え
カツオはどこにすんでいますか?
太平洋・大西洋・インド洋の外洋にすんでいます。
カツオはどのくらいの大きさですか?
大きくなると0.8 mほどになります。
カツオは何を食べますか?
食べ物:魚を食べる。
カツオは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
カツオ(学名カツウォヌス・ペラミス)は、世界中の熱帯やあたたかい温帯の海にすむ、マグロのなかまの流線形で速く泳ぐ魚です。カツオ属のただ1種です。ふつうは尾叉長(口の先から尾のわかれ目まで)80cm、8〜10kgまでになり、いちばん大きいものは1.08m、34.5kgです。
海面近くの水で、ほかのマグロとまざることも多い最大5万匹もの大きな群れでくらし、魚、甲殻類、イカなどの軟体動物を食べます。サメや大きな外洋の魚にとって大切なえもので、カジキをつるための生きえさにもよく使われます。側線ぞいと、頭の後ろの「コースレット」と呼ばれる厚い帯のほかには、うろこがありません。世界でもっとも大切な漁業の魚のひとつでもあります。
泳ぐための体
カツオは、体を動かすための筋肉の割合がすべての動物の中でいちばん高く、体重の68%もあります。ほかのマグロと同じように浮き袋がないので、うかんでいるためには泳ぎ続けなければなりません。
何回にも分けて卵を産みます。赤道近くの海では一年中産卵し、そこからはなれるほど季節が決まってきます。カツオは長さ約45cmになると卵を産めます。おもな商業用のマグロの中で、いちばんたくさん卵を産みます。年齢を知るのはむずかしく、寿命は8〜12年と推定されています。
何百万トンもの漁
カツオはふつう巻き網でとられ、生、冷凍、缶づめ、干したもの、塩づけ、くんせいにして売られます。2018年には320万トンの水あげが報告され、海の漁の中では、ペルーのアンチョビーとスケトウダラに次いで3番目に多い量でした。モルディブ、フランス、スペイン、マレーシア、スリランカ、インドネシアが大量にとっています。
数は今の使い方なら持続できると考えられていますが、漁には今も議論があります。混獲(ねらっていない生き物までとってしまうこと)のため、巻き網漁は持続できないと言う機関もありますが、うかべて魚を集める装置を使わなければ、混獲はずっと少なくなるといわれています。
日本のカツオ
日本ではこの魚を「かつお」と呼び、属名のカツウォヌスはそのことばから来ています。おすしやさしみとして生で食べられ、軽くあぶった「かつおのたたき」にもなり、くんせいにして干すと「かつおぶし」になって、そのけずりぶしは「だし」の味つけや、おにぎり、とうふのトッピングに使われます。
日本の島々にそって回遊するにつれて、あぶらののり方が変わります。夏に北へ向かうものは「初がつお」と呼ばれ、あぶらが少なめです。
おもしろ豆知識
- 世界でいちばんたくさんとられているマグロで、ツナ缶のほとんどに使われています。
- 体重の3分の2以上が、泳ぐための筋肉です。
- うかんでいるためには、泳ぎ続けなければなりません。
- 日本語の名前「かつお」が、属名のカツウォヌスになりました。
- 群れは最大5万匹にもなります。
地球儀では
おもちゃの模型では、大きな群れで旅をする、赤道近くの大西洋のカツオが見られます。
クイズタイム
カツオとシイラ、長いのはどっち?
答えを見る
答え:シイラ(0.8 m 対 1 m) シイラ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





