テーブルサンゴ
Table coral

広い食卓のように平たく広がるサンゴで、小さなポリプが集まった群体です。体内の藻と助け合って暮らし、大きな群体は直径数mになって魚に日陰と隠れ家を与えます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- クラゲ・サンゴ
- すむ環境
- サンゴ礁
すぐわかる答え
テーブルサンゴはどこにすんでいますか?
太平洋・インド洋のサンゴ礁にすんでいます。
テーブルサンゴは、サンゴ礁をつくる石サンゴのなかま、ミドリイシ属(Acropora)のいくつかの種のニックネームです。テーブルの形をしたものはテーブルの天板のように平らに広がり、大きな群体はさしわたし何mにもなります。それぞれの群体は、はば約2mmの「ポリプ」という何千もの小さな動物でできていて、体の組織とシンプルな神経のあみを共有しています。
ミドリイシ属はサンゴ礁をつくるサンゴのいちばん大きなグループで、149種以上が記録されています。100種以上がインド太平洋に、3種がカリブ海にすんでいます。かたい骨格は、サンゴ礁のうすい生きた皮を支える骨組みになっています。平らなテーブルの下では、魚やたくさんのほかの動物がかげやかくれ家を見つけます。ほとんどは茶色か緑色で、ポリプは夜になるとさらに体をのばして、プランクトンをつかまえます。
中にいるなかま
褐虫藻という小さな藻がサンゴの細胞の中にすみ、日光からポリプのための食べ物をつくります。平らな形は、その藻のためにたくさんの光を受けとめます。ポリプはふつう、夜になるとさらに体をのばしてプランクトンをつかまえます。群体は速く育つことがあり、野生では1mをこえるものもあります。
白化
水があたたかくなりすぎたりよごれすぎたりすると、サンゴは藻を追い出して真っ白になり、これを「白化」といいます。なかまの藻がいなくなると、サンゴはうえて死んでしまうことがあります。ミドリイシ属はとくに弱いです。汚染、海の酸性化、どろもサンゴをいためます。2014年、アメリカはミドリイシ属の10種を「絶滅のおそれがある種」に指定しました。水槽でサンゴを飼う人たちはかけらを育てていて、そのいくつかはいたんだサンゴ礁を元にもどすのに使われています。
家やサンゴ礁でサンゴを育てる
ほとんどのミドリイシ属の種は茶色か緑色ですが、あざやかな色のものも少しいて、そうしためずらしいものは、サンゴ礁の水槽を飼う人たちにとても大切にされています。多くのミドリイシ属は、条件がよいと速く育ちます。よく手入れされた水槽では、指くらいの大きさのかけらが、1〜2年でメディシンボールくらいの大きさの群体に育つこともあります。でも、飼うのはむずかしく、明るい光、一定の温度、たっぷりのカルシウム、そしてきれいで勢いのある水の流れが必要です。飼育された群体のかけらが、もとにもどる手助けのために、野生のなにもないサンゴ礁に植えられることもあります。
おもしろ豆知識
- 平らなテーブルのような形で、中にすむ藻のために日光をたっぷり受けます。
- ミドリイシ属には、149種以上が記録されています。
- 小さなポリプは、はば約2mmしかありません。
- 平らなテーブルの形は、魚にかげとかくれ家をあたえます。
- 白化したサンゴは真っ白で、藻がもどってこなければ死んでしまうかもしれません。
地球儀では
おもちゃの地球儀では、インド太平洋の熱帯のサンゴ礁の上にテーブルサンゴが広がっています。平らなテーブルの天板のような形をさがしてみましょう。
似ている仲間
参考資料
更新: 2026-10-14





