ヒョウアザラシ
Leopard seal

ヒョウのような斑点と大きなあごをもつ南極の頂点捕食者で、ペンギンを狩ります。体長は約3m、体重は400kgほど。氷の縁の水中で待ち伏せしてペンギンを襲い、小さなオキアミも漉して食べます。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 肉食
- 体長
- 約3 m
- 保全状況
- 低懸念 (IUCN LC)
- すむ環境
- 極地, 海岸
すぐわかる答え
ヒョウアザラシはどこにすんでいますか?
南極海の極地・海岸にすんでいます。
ヒョウアザラシはどのくらいの大きさですか?
大きくなると3 mほどになります。
ヒョウアザラシは何を食べますか?
食べ物:肉食。
ヒョウアザラシは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「低懸念」(LC)です。
ヒョウアザラシ(学名ヒドルルガ・レプトニクス)は、南極のまわりの南極海とパタゴニア南部にすむ、長くて筋肉のあるアザラシです。南極では、ミナミゾウアザラシについで2番目に大きなアザラシで、長さはセイウチと同じくらいですが、体重はふつう半分もありません。おとなは長さ2.4〜3.5メートル、体重200〜600キログラムで、メスはオスより最大50パーセント大きくなることがあります。
毛は下側が銀色、上側がこい灰色で、ヒョウのような黒っぽいはん点があります。大きなあごと、長さ2.5センチメートルにもなる犬歯を持つ、食物連鎖のいちばん上の肉食動物です。自然の敵はシャチだけです。おもに流氷のまわりにすんでいて、22万〜44万頭いると考えられているので、「低懸念」とされています。野生では26年まで生きることがあります。
何を食べるの?
若いヒョウアザラシは、おもにオキアミ、イカ、魚を食べます。おとなはもっと大きくて手ごわいえものをとり、いろいろな種類のペンギンを食べることで有名です。ウェッデルアザラシ、カニクイアザラシ、ロスアザラシなどのほかのアザラシ、ゾウアザラシの子ども、オットセイの赤ちゃんも食べます。
おく歯はかみ合って、水からオキアミをこしとるふるいになります。これはロボドン族の親せきたちと同じ特ちょうです。水の中では、耳と短いすき通ったひげでえものを追います。ほとんどは浅くもぐりますが、肺をしぼませて80メートルより深くもぐり、水面でまたふくらませることもできます。オットセイの赤ちゃんを協力してかりをする様子も見られています。
氷の上のくらし
ヒョウアザラシは氷がすきな「氷上性」の動物です。おもに南緯50〜80度の南極の流氷にすんでいて、西南極にいちばん多くいます。母親と子どもをのぞいて、ほとんどが1頭でくらします。冬に北の亜南極の島へうつる群れもいて、チリのパタゴニアとニュージーランドにもすんでいる群れがいるようです。
迷子になったものが、オーストラリア、南アフリカ、イースター島、クック諸島まで来たこともあります。春と夏には長いあいだ水の中で歌うので、科学者たちはよく水中マイクで調べます。前ひれがとても大きいので、すばやい狩りができます。
人とヒョウアザラシ
ヒョウアザラシは大きな肉食動物なので危険なこともありえますが、人がおそわれることはめったにありません。多くのお話は、昔の南極探検から来ています。1914年から1917年のシャクルトンの探検では、長さ約3.7メートルの「海のヒョウ」が氷の上で男の人を追いかけ、仲間がうってやっと止まりました。
1985年には、ある探検家がアザラシに海へ引きずりこまれそうになって足を2回かまれ、友だちがとげのついたアイゼンでけりました。フランスの動物学者アンリ・ド・ブランヴィルは1820年にはく製の標本からこの種を記載し、ヒドルルガ属は1848年に名づけられました。
おもしろ豆知識
- ペンギンやほかのアザラシのような温血動物をいつも狩る、ただ1種類のアザラシです。
- 長さはセイウチと同じくらいですが、体重は約半分です。
- おく歯をかみ合わせてふるいのようにし、オキアミをこしとれます。
- メスはオスより最大50パーセント大きくなります。
- 肺をしぼませて、80メートルより深くもぐれます。
地球儀では
このモデルは、南極の氷の近くでペンギンをかりする、はん点のあるヒョウアザラシを表しています。
クイズタイム
ヒョウアザラシとダンダラカマイルカ、長いのはどっち?
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答え:ヒョウアザラシ(3 m 対 1.7 m) ダンダラカマイルカ →
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参考資料
更新: 2026-10-14





