ラッコ
Sea otter

お腹の上に石をのせて貝を割って食べる、道具を使う数少ない哺乳類です。厚い脂肪の代わりに、動物の中でも特に密な毛で寒さを防ぎます。眠るときは手をつないで、流されないようにすることがあります。
3D地球儀で見る →ひと目でわかる
- 分類
- 哺乳類
- 食べ物
- 肉食
- 体重
- 約28 kg
- 体長
- 約1.3 m
- 最高速度
- 約9 km/h
- 寿命
- 最長 約20年
- 保全状況
- 絶滅危惧IB類 (IUCN EN)
- すむ環境
- 海岸
すぐわかる答え
ラッコはどこにすんでいますか?
太平洋の海岸にすんでいます。
ラッコはどのくらいの大きさですか?
大きくなると1.3 m、28 kgほどになります。
ラッコは何を食べますか?
食べ物:肉食。
ラッコはどのくらい速いですか?
最高で約9 km/hの速さが出せます。
ラッコはどのくらい生きますか?
最長で約20年生きます。
ラッコは絶滅の危機にありますか?
IUCNレッドリストでは「絶滅危惧IB類」(EN)です。
ラッコは、ロシアからアラスカ、さらにカリフォルニアやメキシコまで、北太平洋の海岸にそってすむ海の哺乳類です。イタチの仲間でいちばん重い動物ですが、海の哺乳類の中ではとくに小さい動物のひとつで、大人のオスはふつう体重22〜45キログラム、体長1.2〜1.5メートルです。
アザラシやクジラとちがって、ラッコには多くの海の動物の体をあたためている厚いしぼうの層がありません。そのかわり、どの動物よりもみっしり生えた毛皮にたよっています。あおむけにうかび、石を道具にして貝を割ることで有名です。ラッコはすみかの海にとってもとても大切です。ウニを食べることで、ウニが海の中のケルプ(コンブのなかま)の森を食べつくすのをふせいでいるのです。IUCNはこの種を「絶滅危惧種」としています。
何を食べるの?
ラッコは海の底までもぐって、ウニやアサリ、ムール貝、アワビ、カニなどの生き物を集めます。冷たい水の中で体をあたたかくたもつにはたくさんのエネルギーがいるので、ラッコは毎日、自分の体重の4分の1から3分の1以上も食べなければなりません。前脚の下にはそれぞれゆるい皮ふのポケットがあり、そこに食べ物や、ときにはお気に入りの石を入れて運びます。あおむけにうかんで石を胸にのせ、貝をそれにぶつけて割ります。
すごい毛皮
ラッコの毛皮には、指先ほどの大きさの1平方センチメートルあたりに、最大15万本もの毛が生えています。厚い下毛が空気の層をとじこめて、冷たい水が皮ふにふれないようにしています。これは毛がきれいなときにしかうまくいかないので、ラッコは前足と歯を使って長い時間毛づくろいをし、毛をふわふわで水をはじく状態にたもっています。
絶滅しそうなの?
このすばらしい毛皮のせいで、ラッコは絶滅しかけました。1741年から1911年まで、毛皮のために狩人たちがあまりにたくさんのラッコをとったので、世界じゅうで約1,000〜2,000頭しか残りませんでした。今は法律で守られていて、多くの場所で数がもどりましたが、ふたたびへってしまったグループもあり、IUCNはこの種を「絶滅危惧種」としています。ラッコがいないとウニがケルプを食べつくしてしまうので、ラッコを守ることはケルプの森を守ることにもなります。
おもしろ豆知識
- ラッコは眠るとき、流されて離ればなれにならないように、よく海藻を体に巻きつけたり、手をつないだりします。
- 休んでいるラッコは「ラフト」とよばれるグループで集まり、これまでに見られたいちばん大きなラフトには2,000頭以上のラッコがいました。
- ラッコは、道具を使う数少ない哺乳類のひとつです。
- ねむっているラッコが、手をつないでいるのが見られることがあります。
- ラッコは、お気に入りの石を前脚の下の皮ふのポケットに入れておきます。
- 野生のラッコは、最大23年生きることがあります。
地球儀では
このモデルは、アリューシャン列島とカムチャツカのあいだの北太平洋で、あおむけにうかぶラッコを表しています。海面で休んでいるラッコをさがしてみましょう。
クイズタイム
ラッコとイシイルカ、重いのはどっち?
答えを見る
答え:イシイルカ(28 kg 対 160 kg) イシイルカ →
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参考資料
更新: 2026-10-13





